謹賀新年2024

新年明けまして御目出度う御座います。

元日から大地震・航空機事故と悪いことばかり…犠牲者の方々のご冥福と、北陸の1日でも早い復興をお祈りする。

そんな中下らない話で申し訳ないが、小生明日1月3日18時よりテレビ朝日系で放映予定の「博士ちゃん」という番組で、「北斎」になりたい少年についてのコーナーに出演する。お暇な方はご視聴下さい。

本年も宜しくお願い申し上げ奉り候。

桂屋孫一

 

ーお知らせー

*「Nikkei Financial」内に連載中のコラム「美意識を磨く」に、「『国民の美術品』の活用を考える」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB023IJ0S4A300C2000000)が掲載されました。国公立美術館所蔵の美術品に関する一考です。ご一読下さい。

*3月1日発売の婦人画報2024・4月号に、「極私的名作鑑賞マニュアル」が掲載されました(→https://www.fujingaho.jp/culture/art/a60206576/art-yamaguchikatsura-240321/)。今回は私もこよなく愛する、福田平八郎を取り上げました。抽象画の様な近代日本画の作品を是非ご覧下さい。

*ウェッブマガジン「MONONCLE」に、「山口桂選:日本美術、今年注目の展覧会9」(→https://mononcle.art/story/page-19691/)が掲載されました。是非ご一読ください!

*「Nikkei Financial」内に連載中のコラム「美意識を磨く」に、「独断と偏見の『2024年オススメ展覧会10選』」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB169160W4A110C2000000)が掲載されました。今年必見の展覧会をオススメしています。ご一読を!

能楽誌「観世」(檜書店:昭和4年創刊)9-10月号の巻頭随筆に、拙稿「No Noh, No Life」が掲載されて居ます(→https://hinoki-shoten.shop-pro.jp/?pid=176721152)。能に興味ある方は、是非ご一読を。

毎日新聞2月4日朝刊の書評欄「今週の本棚」で、社会学者の橋爪大三郎先生に拙著「死ぬまでに知っておきたい日本美術」が選ばれ、大変嬉しい書評を頂きました(→https://mainichi.jp/articles/20230204/ddm/015/070/005000c)。有難うございます!

*拙著「死ぬまでに知っておきたい日本美術」が、Yahooニュース(→https://news.yahoo.co.jp/articles/540878cae903be3340dd7c6ea5bc83b207dae2f3)で取り上げられました。ご一読ください!

*「青春と読書」2022年12月号に於いて、政治学者・音楽評論家・慶應大教授、そして小中高と同級生の片山杜秀氏に、暖かい書評を書いて頂きました(→http://seidoku.shueisha.co.jp/2212/read12.html)。有難うございます!

*拙著4冊目「死ぬまでに知っておきたい日本美術」(https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721242-6)が、集英社新書より刊行されました!少しでも日本美術に親しんで貰いたく書いた、分かり易い新書です。是非ご一読を!

*拙著第3弾「若冲のひみつー奇想の絵師はなぜ海外で人気があるのか」が、PHP新書より発売になりました(→https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84915-7)。若冲をビジネスサイドから見た本ですが、図版も多く、江戸文学・文化研究者のロバート・キャンベル先生との対談も収録されている、読み易い本です。ご興味のある方はご一読下さい。

*拙著第2弾「美意識の磨き方ーオークション・スペシャリストが教えるアートの見方」が、平凡社新書より発売されました(→https://www.heibonsha.co.jp/smp/book/b512842.html)。諧謔味溢れる推薦帯は、現代美術家杉本博司氏が書いて下さいました。是非ご一読下さい。

*拙著「美意識の値段」が集英社新書から発売となりました(→https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/1008-b/)。帯は平野啓一郎氏と福岡伸一先生が書いて下さいました。是非ご一読下さい!

*僕が出演した「プロフェッショナル 仕事の流儀」が、NHKオンデマンドで2023年3月28日迄視聴出来ます。見逃した方は是非(→https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2017078195SA000/)!

 

 

「能」ある生活/最新版。

・「千手」@横浜能楽堂 シテ:櫻間右陣(金春流

一ノ谷の合戦で敗れた平重衡は、捕らえられ鎌倉に送られる。そこで千手という女が遣わされ、出家の願いは聞き届けられなかったと重衡に告げ、重衡は琵琶を、千手は箏を弾き、短い夜を共に過ごすが、翌朝重衡は京都へと処刑されに送られる。初めて観る曲だったが、束の間の悲恋を思わせるこの能を、右陣師は静かに美しく舞った。嗚呼、切ない…。

・「松風」@観世能楽堂 シテ:大島輝久(喜多流

在原行平に執着する姉妹、ご存知世阿弥作と言われる「松風村雨」の能。行平形見の狩衣を着、烏帽子を付けて狂乱し、仕舞いには松の木を行平と思い込む…末恐ろしい女の執着である。「立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる 待つとし聞かば いま帰り来ん」…行平とはなんと罪深い男なのだろう!大倉源次郎師の鼓と亀井広忠師の大鼓、そして現代美術家杉本博司氏所蔵の小面を掛けた大島師の、恋慕慕情溢れる舞が素晴らしかった。

・「道成寺」@観世能楽堂 シテ:谷本健吾(観世流

如何なる能の中でも、恐らくは最も回数を観ている曲。サスペンス満点のストーリーは、アイの「心得え候らえ」と云う恐ろしい警告の台詞から乱拍子を経て、狂乱の舞、鐘入りと息をも吐かせない…筈なのだが、今回は残念ながら鼓に迫力が無く、拠って乱拍子との掛け合いも気迫に欠け、鐘入りのタイミングも良く無く、今回の小書も個人的には余り好きで無かったりして、残念な事が多かった。次回を期待したい。

・「夜討曾我」@観世能楽堂 シテ:角幸二郎・坂口貴信(観世流

初めて観た曾我兄弟の仇討ち物だが、仇討ちが終わった後の話である所が面白い。演出も非常にアクロバティックで、大人数を相手に兄弟が次々と敵を倒していく様は、時代劇のチャンバラシーンを観ている様だった。能初心者には、「勧進帳」や「道成寺」と共にオススメの曲だと思う。

・「實盛」@矢来能楽堂 シテ:中所宣夫(観世流

「朝長」「頼政」と共に「三修羅物」の一つであるこの能は、非常に難しいとされる。それは通常の修羅物と異なり、最初から主人公が亡霊だと云う事が観客に分かっている事と、老体の役なのに動きが多い為だ。しかしシテの中所師は気迫満点、しかも枯れた味わいを見事に見せた素晴らしい舞台だった。

最近僕の生活は能付いていて、お能の文章を幾つか公の場で書いた。今週末の「日経フィナンシャル」もお能に関する内容なので、乞うご期待。

 

ーお知らせー

*11月1日発売婦人画報12月号内に、「極私的名作鑑賞マニュアル」が掲載されました(→https://www.fujingaho.jp/culture/art/a45748339/art-yamaguchikatsura-231116/)。今回は大阪(藤田美術館中之島美術館)を席巻中の奇想アーティスト、長沢芦雪を取り上げています。是非ご一読下さい。

*10/24発売のバイリンガル・アートマガジン「On Beat」で、インタビュー新連載「世界の日本美術コレクター」が始まりました(→https://onbeat.co.jp/)。第一回は公私共に長いお付き合いの、全米大長寿法廷ドラマ番組の脚本家であり、写真家でもある世界的川瀬巴水コレクター。是非ご一読を。

*「Nikkei Financial」内に連載中のコラム「美意識を磨く」に、「『能』ある人生」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB103LO0Q3A011C2000000)が掲載されました。お能を観た事のない方必読のガイドです。ご一読を!

*9月1日発売婦人画報10月号内に、「極私的名作鑑賞マニュアル」が掲載されました(→https://www.fujingaho.jp/culture/art/a44895535/art-yamaguchikatsura-230921/)。今回は現代美術家杉本博司氏の「本歌取り」を取り上げました。ご一読を!

能楽誌「観世」(檜書店:昭和4年創刊)9-10月号の巻頭随筆に、拙稿「No Noh, No Life」が掲載されて居ます(→https://hinoki-shoten.shop-pro.jp/?pid=176721152)。能に興味ある方は、是非ご一読を。

芸術新潮9月号内、「千宗屋の飲みたい茶碗、点てたい茶碗」第百四回に、以前扱った「本手瀬戸唐津茶碗」が取り上げられて居ます。この茶碗を扱ったのは、もう16年も前の事…千氏との思い出と共に、懐かしく拝見しました。是非ご一読下さい!

*「Nikkei Financial」内「知の旅、美の道〜Journey to Liberal Arts」での連載コラムに、「Something to Sell?」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB0719K0X00C23A8000000)が掲載されました。「断捨離」と家に眠る宝探しに纏わるお話です。ご一読を!

*「Nikkei Financial」内「知の旅、美の道〜Journey to Liberal Arts」での連載コラムに、「あなたの眼を磨く23年後半のオススメ展覧会」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB194XX0Z10C23A6000000)が掲載されました。

*7月1日発売の婦人画報8月号内に、「極私的名作鑑賞マニュアル」が掲載されました(→https://www.fujingaho.jp/culture/art/a44512395/art-yamaguchikatsura-230720/)。今回は無頼の「ネオ日本画」アーティスト、天明屋尚の作品を取り上げました。

毎日新聞2月4日朝刊の書評欄「今週の本棚」で、社会学者の橋爪大三郎先生に拙著「死ぬまでに知っておきたい日本美術」が選ばれ、大変嬉しい書評を頂きました(→https://mainichi.jp/articles/20230204/ddm/015/070/005000c)。有難うございます!

*拙著「死ぬまでに知っておきたい日本美術」が、Yahooニュース(→https://news.yahoo.co.jp/articles/540878cae903be3340dd7c6ea5bc83b207dae2f3)で取り上げられました。ご一読ください!

*「青春と読書」2022年12月号に於いて、政治学者・音楽評論家・慶應大教授、そして小中高と同級生の片山杜秀氏に、暖かい書評を書いて頂きました(→http://seidoku.shueisha.co.jp/2212/read12.html)。有難うございます!

*拙著4冊目「死ぬまでに知っておきたい日本美術」(https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721242-6)が、集英社新書より刊行されました!少しでも日本美術に親しんで貰いたく書いた、分かり易い新書です。是非ご一読を!

*拙著第3弾「若冲のひみつー奇想の絵師はなぜ海外で人気があるのか」が、PHP新書より発売になりました(→https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84915-7)。若冲をビジネスサイドから見た本ですが、図版も多く、江戸文学・文化研究者のロバート・キャンベル先生との対談も収録されている、読み易い本です。ご興味のある方はご一読下さい。

*拙著第2弾「美意識の磨き方ーオークション・スペシャリストが教えるアートの見方」が、平凡社新書より発売されました(→https://www.heibonsha.co.jp/smp/book/b512842.html)。諧謔味溢れる推薦帯は、現代美術家杉本博司氏が書いて下さいました。是非ご一読下さい。

*拙著「美意識の値段」が集英社新書から発売となりました(→https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/1008-b/)。帯は平野啓一郎氏と福岡伸一先生が書いて下さいました。是非ご一読下さい!

*僕が出演した「プロフェッショナル 仕事の流儀」が、NHKオンデマンドで2023年3月28日迄視聴出来ます。見逃した方は是非(→https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2017078195SA000/)!

 

 

 

コレクションの美しい終焉。

悦子プライスさんが亡くなられた。

悦子さんは、若冲など江戸絵画のコレクションで著名なジョー・プライス氏の奥様で、長い年月を掛けてお二人で素晴らしいコレクションを作り上げられた方だ。

悦子さんとジョーさんには、僕の30年に渡るオークションハウスでのキャリアの中でも、最も重要な仕事の一つを託して頂いた事、江戸絵画に関して多くの事を学ばせて頂いた事、いつも暖かくお宅に迎えて頂いた事など、感謝をしても感謝し切れない。

悦子さんは何時も何事にもハッキリしていて、ビジネスマインドにも長けた方だったので、鷹揚としたジョーさんとは素晴らしい組み合わせのカップルだった。また美術史に関しても小林忠先生に師事し、常に勉強熱心で博学だった事も忘れられない。

その悦子さんは諸事情でご覧になれて居なかった、出光美術館が購入した(プライス)コレクション展をどうしても観たいと云う事で、4月に来日された。その際の帰国される前日、辻惟雄先生共々お蕎麦屋さんでランチをご一緒した時もとてもお元気そうで、楽しいひと時を過ごさせて頂いたばかりだった。

そして悦子さんがアメリカに帰国した数日後にジョーさんが亡くなり、その時は悦子さんも我々も非常に驚き悲しんだのだが、今回の悦子さんの急逝を妹さんからお聞きした時には、これも余りにも急な出来事過ぎて、改めて言葉を失って仕舞った。

お二人が集められた「プライス・コレクション」の半分は出光美術館が購入し、残りの半分は既にLACMA(ロサンゼルス郡立美術館)に寄託されている。そのLACMAに寄託された作品群は、美術館と何某かの約束が有ると悦子さんから聞いていたから、そうなるだろう。

集めた作品を生涯大事にし、生前にその行き先を決め、後世に託す。

その意味でエツコ&ジョー・プライスという夫婦コレクターは、自分たちが集め、愛したコレクションをとても綺麗な形で後世に伝えたという事に為る…何とも清々しくも美しい「コレクションの終焉」ではないか!

そしてご夫妻が設立した財団「心遠館」はお嬢さんに引き継がれ、その財源はコレクションの売却金の中から確保され、日米間に別れたコレクションを基にして、美術史研究・文化交流の架け橋として継続する。

そんな「アート・コレクターの鑑」と云って良いお二人のご冥福を、改めて心よりお祈りすると共に、美術界の人間としてご夫妻と交流を持てた事を心より感謝し、誇りに思いたい。

ジョーさん、悦子さん、長い間お疲れ様でした。僕ももう少ししたら参ります。それまで彼方で、若冲蕭白、応挙や蘆雪、蛇玉や湖龍斎達とアート談義を楽しんでいて下さい。

合掌。

 

ーお知らせー

*9月1日発売婦人画報10月号内に、「極私的名作鑑賞マニュアル」が掲載されました(→https://www.fujingaho.jp/culture/art/a44895535/art-yamaguchikatsura-230921/)。今回は現代美術家杉本博司氏の「本歌取り」を取り上げました。ご一読を!

能楽誌「観世」(檜書店:昭和4年創刊)9-10月号の巻頭随筆に、拙稿「No Noh, No Life」が掲載されて居ます(→https://hinoki-shoten.shop-pro.jp/?pid=176721152)。能に興味ある方は、是非ご一読を。

芸術新潮9月号内、「千宗屋の飲みたい茶碗、点てたい茶碗」第百四回に、以前扱った「本手瀬戸唐津茶碗」が取り上げられて居ます。この茶碗を扱ったのは、もう16年も前の事…千氏との思い出と共に、懐かしく拝見しました。是非ご一読下さい!

*「Nikkei Financial」内「知の旅、美の道〜Journey to Liberal Arts」での連載コラムに、「Something to Sell?」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB0719K0X00C23A8000000)が掲載されました。「断捨離」と家に眠る宝探しに纏わるお話です。ご一読を!

*「Nikkei Financial」内「知の旅、美の道〜Journey to Liberal Arts」での連載コラムに、「あなたの眼を磨く23年後半のオススメ展覧会」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB194XX0Z10C23A6000000)が掲載されました。

*7月1日発売の婦人画報8月号内に、「極私的名作鑑賞マニュアル」が掲載されました(→https://www.fujingaho.jp/culture/art/a44512395/art-yamaguchikatsura-230720/)。今回は無頼の「ネオ日本画」アーティスト、天明屋尚の作品を取り上げました。

毎日新聞2月4日朝刊の書評欄「今週の本棚」で、社会学者の橋爪大三郎先生に拙著「死ぬまでに知っておきたい日本美術」が選ばれ、大変嬉しい書評を頂きました(→https://mainichi.jp/articles/20230204/ddm/015/070/005000c)。有難うございます!

*拙著「死ぬまでに知っておきたい日本美術」が、Yahooニュース(→https://news.yahoo.co.jp/articles/540878cae903be3340dd7c6ea5bc83b207dae2f3)で取り上げられました。ご一読ください!

*「青春と読書」2022年12月号に於いて、政治学者・音楽評論家・慶應大教授、そして小中高と同級生の片山杜秀氏に、暖かい書評を書いて頂きました(→http://seidoku.shueisha.co.jp/2212/read12.html)。有難うございます!

*拙著4冊目「死ぬまでに知っておきたい日本美術」(https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721242-6)が、集英社新書より刊行されました!少しでも日本美術に親しんで貰いたく書いた、分かり易い新書です。是非ご一読を!

*拙著第3弾「若冲のひみつー奇想の絵師はなぜ海外で人気があるのか」が、PHP新書より発売になりました(→https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84915-7)。若冲をビジネスサイドから見た本ですが、図版も多く、江戸文学・文化研究者のロバート・キャンベル先生との対談も収録されている、読み易い本です。ご興味のある方はご一読下さい。

*拙著第2弾「美意識の磨き方ーオークション・スペシャリストが教えるアートの見方」が、平凡社新書より発売されました(→https://www.heibonsha.co.jp/smp/book/b512842.html)。諧謔味溢れる推薦帯は、現代美術家杉本博司氏が書いて下さいました。是非ご一読下さい。

*拙著「美意識の値段」が集英社新書から発売となりました(→https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/1008-b/)。帯は平野啓一郎氏と福岡伸一先生が書いて下さいました。是非ご一読下さい!

*僕が出演した「プロフェッショナル 仕事の流儀」が、NHKオンデマンドで2023年3月28日迄視聴出来ます。見逃した方は是非(→https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2017078195SA000/)!

 

 

 

僕に取っての「老い」とは何か。

本当に久しぶりの更新だが、皆様お元気だろうか。

僕は酷暑の中久し振りに母を連れ、観世能楽堂お能を見てきた。今日は小鼓方飯田清一さんの会だったので、三番叟に続き一調や舞囃子が続く。

若手の喜多流の大島輝久、矢来観世の観世喜正両師は声が素晴らしく、その謡は違う種類の上手さで聴かせる。また宗家の力強い謡も健在。

だが驚くべきは、梅若桜雪師(僕に取っては六郎師)だった。

もうお一人では歩けない為、切戸口からは出られず、貴人口から二人に支えられながら舞台に出て来られ、「一調で」ではあるがプロンプター役だろうか、もう一人謡を付けての登場。

前回拝見した時よりも弱られた様に見えるそのお姿に、少なからずショックを受けたのだが、しかし師の声は朗々とし、流石の「笠之段」であった。

そして休憩後は本日の目玉、観世流若手のホープ坂口貴信師の「卒都姿小町(一度之次第)」だ。

「卒都姿小町」は観阿弥作と云われる重習いの老女物。高野山の僧達が京都へ行く途中、摂津国阿倍野の差し掛かると、朽ちた卒塔婆に腰掛ける乞食の老婆を見つける。僧は老婆のその態度に説教するが、老婆はその教養と含蓄のある言葉で、僧を言い負かしてしまう。只者でない老婆はその後も歌を詠み、僧を感心させたので、僧が老婆に名を尋ねると「小野小町の成れの果てだ」という。

小町は美しかった時代を懐かしみ、今の境遇を嘆くと狂乱状態になる。この時小町には、小町に恋をし、しかし小町に「百夜通ってくれば受け入れる」と云われ、九十九夜通った末に命尽き恋を成就できなかった深草少将の怨霊が取り憑いていた。小町は狂乱の内にその「百夜通い」の様子を舞うが、次第に醒め、後世成仏こそが人の道と悟る。

そしてこの難曲を未だ46歳の坂口師は見事に舞い、この「卒都姿小町」と桜雪師は、僕に「老い」を強烈に考えさせたのだが、今日僕にその「老い」を際立たせたのが、例えば観世三郎太君の溌剌とした舞囃子「安宅」に代表される「若さ」だった事も確かだ。

「老い」とは小町の様に過去を振り返る事。因果に苦しむ事…が、その因果をさえ懐かしむ事、叡智を持つ事も「老い」なのである。

「卒都姿小町」の様に、老いても最後は因果をも懐かしみ、叡智を持ち、桜雪師の様に身体に色々と有っても、声だけは名人である…そんな悟った「老い」を迎えたい。

今日僕は還暦を迎える。

 

ーお知らせー

*「Nikkei Financial」内「知の旅、美の道〜Journey to Liberal Arts」での連載コラムに、「Something to Sell?」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB0719K0X00C23A8000000)が掲載されました。断捨離と宝探しのお話です。ご一読を!

*「Nikkei Financial」内「知の旅、美の道〜Journey to Liberal Arts」での連載コラムに、「あなたの眼を磨く23年後半のオススメ展覧会」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB194XX0Z10C23A6000000)が掲載されました。

*7月1日発売の婦人画報8月号内に、「極私的名作鑑賞マニュアル」が掲載されました(→https://www.fujingaho.jp/culture/art/a44512395/art-yamaguchikatsura-230720/)。今回は無頼の「ネオ日本画」アーティスト、天明屋尚の作品を取り上げました。

毎日新聞2月4日朝刊の書評欄「今週の本棚」で、社会学者の橋爪大三郎先生に拙著「死ぬまでに知っておきたい日本美術」が選ばれ、大変嬉しい書評を頂きました(→https://mainichi.jp/articles/20230204/ddm/015/070/005000c)。有難うございます!

*拙著「死ぬまでに知っておきたい日本美術」が、Yahooニュース(→https://news.yahoo.co.jp/articles/540878cae903be3340dd7c6ea5bc83b207dae2f3)で取り上げられました。ご一読ください!

*「青春と読書」2022年12月号に於いて、政治学者・音楽評論家・慶應大教授、そして小中高と同級生の片山杜秀氏に、暖かい書評を書いて頂きました(→http://seidoku.shueisha.co.jp/2212/read12.html)。有難うございます!

*拙著4冊目「死ぬまでに知っておきたい日本美術」(https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721242-6)が、集英社新書より刊行されました!少しでも日本美術に親しんで貰いたく書いた、分かり易い新書です。是非ご一読を!

*拙著第3弾「若冲のひみつー奇想の絵師はなぜ海外で人気があるのか」が、PHP新書より発売になりました(→https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84915-7)。若冲をビジネスサイドから見た本ですが、図版も多く、江戸文学・文化研究者のロバート・キャンベル先生との対談も収録されている、読み易い本です。ご興味のある方はご一読下さい。

*拙著第2弾「美意識の磨き方ーオークション・スペシャリストが教えるアートの見方」が、平凡社新書より発売されました(→https://www.heibonsha.co.jp/smp/book/b512842.html)。諧謔味溢れる推薦帯は、現代美術家杉本博司氏が書いて下さいました。是非ご一読下さい。

*拙著「美意識の値段」が集英社新書から発売となりました(→https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/1008-b/)。帯は平野啓一郎氏と福岡伸一先生が書いて下さいました。是非ご一読下さい!

*僕が出演した「プロフェッショナル 仕事の流儀」が、NHKオンデマンドで2023年3月28日迄視聴出来ます。見逃した方は是非(→https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2017078195SA000/)!

 

 

恭賀新年2023。

皆様、新年明けまして御目出度う御座います。

本年も、隅から隅までズズズいーっと、宜しく御願い奉ります次第にございまする。

2023.1.1 桂屋孫一

 

ーお知らせー

毎日新聞2月4日朝刊の書評欄「今週の本棚」で、社会学者の橋爪大三郎先生に拙著「死ぬまでに知っておきたい日本美術」が選ばれ、大変嬉しい書評を頂きました(→https://mainichi.jp/articles/20230204/ddm/015/070/005000c)。有難うございます!

*Nikkei Financial」内「知の旅、美の道〜Journey to Liberal Arts」での連載コラム第19回、「『プライスレス』コレクションの帰還」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB251AV0V20C23A1000000)が掲載されました。今回は待ちに待った「帰国展」が始まった、出光美術館が購入した旧プライス・コレクションのお話です。是非ご一読を!

*12月28日発売の婦人画報2月号内の特集「若冲出光美術館へ」で、出光佐千子館長と対談しています(→https://www.fujingaho.jp/culture/gallery/a42312966/itojakuchu-idemitsu-230106/)。ぜひご一読下さい!

*12月28日発売の婦人画報2月号内に、「極私的名作鑑賞マニュアル」の連載12回目が掲載されました(→https://www.fujingaho.jp/culture/art/a42515656/art-yamaguchikatsura-230119/)。今回は「無題」と題された、世界で評価が急上昇のアーティスト、加藤泉の作品を取り上げました。

*拙著「死ぬまでに知っておきたい日本美術」が、Yahooニュース(→https://news.yahoo.co.jp/articles/540878cae903be3340dd7c6ea5bc83b207dae2f3)で取り上げられました。ご一読ください!

*Nikkei Financial」内「知の旅、美の道〜Journey to Liberal Arts」での連載コラム第18回、「革新者ポール・G・アレン氏の『先見性』」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB254NT0V21C22A1000000)が掲載されました。今回は個人コレクションとしてオークション史上最高の売り上げを記録した、Microsoftの共同ファウンダーのもう一つの顔に迫ります。ご一読下さい!

*12月1日発売の「週刊新潮」に、「とっておき私の京都」最終回が掲載されています。今回は「古美術柳」(→@oriental_fine_arts_yanagi)さん。お父様の代からお世話になった名店を継がれた、柳孝治さんにご登場願いました。ご一読を!

片山杜秀氏による書評が、Yahooニュースに取り上げられました(→https://news.yahoo.co.jp/articles/edf2852e709229533b5a55d08257b5b6ec4d8418)。小中高の同級生に感謝です!

*11月24日発売の「週刊新潮」に、「とっておき私の京都」第3回が掲載されています。今回は「有斐斎 弘道館」(→https://kodo-kan.com/)。皆川淇園の意志を継ぐ濱崎加奈子さんに登場して頂きました。ご一読ください。

*「青春と読書」2022年12月号に於いて、政治学者・音楽評論家・慶應大教授、そして小中高と同級生の片山杜秀氏に、暖かい書評を書いて頂きました(→http://seidoku.shueisha.co.jp/2212/read12.html)。有難うございます!

*11月17日に拙著4冊目「死ぬまでに知っておきたい日本美術」(https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721242-6)が、集英社新書より刊行されました!少しでも日本美術に親しんで貰いたく書いた、分かり易い新書です。是非ご一読を!

*11月17日発売の「週刊新潮」に、「とっておき私の京都」第2回が掲載されています。今回は「清水三年坂美術館」(→https://sannenzaka-museum.co.jp/)…長いお客さまでもある村田理如館長にご登場お願いしております。ご一読を!

*11月10日発売号から4週に渡り、「週刊新潮」内「とっておき私の京都」にて取材されています。初回は「龍安寺」(→http://www.ryoanji.jp/smph/index.html)…是非ご一読ください。

*11月1日発売「婦人画報」12月号内、「極私的名作鑑賞マニュアル」の連載11回目が掲載されました(→https://www.fujingaho.jp/culture/art/a41948884/art-yamaguchikatsura-221123/)。今回は東博150周記念展から、力漲る狩野永徳の「国宝」を紹介しています。

*Nikkei Financial」内「知の旅、美の道〜Journey to Liberal Arts」での連載コラム第17回、「コクホウ@ジューブン@マルノウチ」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB176O70X11C22A0000000/)が掲載されました。今回は10/1に丸の内にオープンした、静嘉堂文庫美術館を取り上げました。ご一読下さい!

*拙著「若冲のひみつー奇想の絵師はなぜ海外で人気があるのか」(PHP新書)のP. 60の一行目「せききょうず」は「しゃっきょうず」の誤り、P. 62の7行目「大徳寺」は、「相国寺」の間違いです。P. 100をご参照下さい。

*拙著第3弾「若冲のひみつー奇想の絵師はなぜ海外で人気があるのか」が、PHP新書より発売になりました(→https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84915-7)。若冲をビジネスサイドから見た本ですが、図版も多く、江戸文学・文化研究者のロバート・キャンベル先生との対談も収録されている、読み易い本です。ご興味のある方はご一読下さい。

*拙著第2弾「美意識の磨き方ーオークション・スペシャリストが教えるアートの見方」が、8月13日に平凡社新書より発売されました(→https://www.heibonsha.co.jp/smp/book/b512842.html)。諧謔味溢れる推薦帯は、現代美術家杉本博司氏が書いて下さいました。是非ご一読下さい。

*拙著「美意識の値段」が集英社新書から発売となりました(→https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/1008-b/)。帯は平野啓一郎氏と福岡伸一先生が書いて下さいました。是非ご一読下さい!

*僕が出演した「プロフェッショナル 仕事の流儀」が、NHKオンデマンドで2023年3月28日迄視聴出来ます。見逃した方は是非(→https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2017078195SA000/)!

 

緊急告知:必見!12/10放送の「最高のオバハン 中島ハルコ」。

現在フジテレビ系列で毎週土曜日の夜放映中のドラマ、「最高のオバハン 中島ハルコ」が12/10に最終回を迎えるが、その最終回でオークショニアを努める主演の大地真央さんの演技指導と、オークション・シーンの監修をさせて頂いた。

https://tk.tokai-tv.com/haruko2/story/10.html

飛騨高山でのロケはハードだったが、その甲斐があったと思える位のオークション・シーンが撮れたと思う。大地さんのオークショニア振りも、クリスティーズで雇いたい位素晴らしかったので、是非ご覧頂きたい。

そして僕もエキストラ出演しているので、若しかしたらほんの少し映るかも…乞うご期待である!

 

ーお知らせー

*拙著「死ぬまでに知っておきたい日本美術」が、Yahooニュース(→https://news.yahoo.co.jp/articles/540878cae903be3340dd7c6ea5bc83b207dae2f3)で取り上げられました。ご一読ください!

*Nikkei Financial」内「知の旅、美の道〜Journey to Liberal Arts」での連載コラム第18回、「革新者ポール・G・アレン氏の『先見性』」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB254NT0V21C22A1000000)が掲載されました。今回は個人コレクションとしてオークション史上最高の売り上げを記録した、Microsoftの共同ファウンダーのもう一つの顔に迫ります。ご一読下さい!

*12月1日発売の「週刊新潮」に、「とっておき私の京都」最終回が掲載されています。今回は「古美術柳」(→@oriental_fine_arts_yanagi)さん。お父様の代からお世話になった名店を継がれた、柳孝治さんにご登場願いました。ご一読を!

片山杜秀氏による書評が、Yahooニュースに取り上げられました(→https://news.yahoo.co.jp/articles/edf2852e709229533b5a55d08257b5b6ec4d8418)。小中高の同級生に感謝です!

*11月24日発売の「週刊新潮」に、「とっておき私の京都」第3回が掲載されています。今回は「有斐斎 弘道館」(→https://kodo-kan.com/)。皆川淇園の意志を継ぐ濱崎加奈子さんに登場して頂きました。ご一読ください。

*「青春と読書」2022年12月号に於いて、政治学者・音楽評論家・慶應大教授、そして小中高と同級生の片山杜秀氏に、暖かい書評を書いて頂きました(→http://seidoku.shueisha.co.jp/2212/read12.html)。有難うございます!

*11月17日発売の「週刊新潮」に、「とっておき私の京都」第2回が掲載されています。今回は「清水三年坂美術館」(→https://sannenzaka-museum.co.jp/)…長いお客さまでもある村田理如館長にご登場お願いしております。ご一読を!

*11月10日発売号から4週に渡り、「週刊新潮」内「とっておき私の京都」にて取材されています。初回は「龍安寺」(→http://www.ryoanji.jp/smph/index.html)…是非ご一読ください。

*11月1日発売「婦人画報」12月号内、「極私的名作鑑賞マニュアル」の連載11回目が掲載されました(→https://www.fujingaho.jp/culture/art/a41948884/art-yamaguchikatsura-221123/)。今回は東博150周記念展から、力漲る狩野永徳の「国宝」を紹介しています。

*Nikkei Financial」内「知の旅、美の道〜Journey to Liberal Arts」での連載コラム第17回、「コクホウ@ジューブン@マルノウチ」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB176O70X11C22A0000000/)が掲載されました。今回は10/1に丸の内にオープンした、静嘉堂文庫美術館を取り上げました。ご一読下さい!

*拙著「若冲のひみつー奇想の絵師はなぜ海外で人気があるのか」(PHP新書)のP. 60の一行目「せききょうず」は「しゃっきょうず」の誤り、P. 62の7行目「大徳寺」は、「相国寺」の間違いです。P. 100をご参照下さい。

*拙著第3弾「若冲のひみつー奇想の絵師はなぜ海外で人気があるのか」が、PHP新書より発売になりました(→https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84915-7)。若冲をビジネスサイドから見た本ですが、図版も多く、江戸文学・文化研究者のロバート・キャンベル先生との対談も収録されている、読み易い本です。ご興味のある方はご一読下さい。

*拙著第2弾「美意識の磨き方ーオークション・スペシャリストが教えるアートの見方」が、8月13日に平凡社新書より発売されました(→https://www.heibonsha.co.jp/smp/book/b512842.html)。諧謔味溢れる推薦帯は、現代美術家杉本博司氏が書いて下さいました。是非ご一読下さい。

*拙著「美意識の値段」が集英社新書から発売となりました(→https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/1008-b/)。帯は平野啓一郎氏と福岡伸一先生が書いて下さいました。是非ご一読下さい!

*僕が出演した「プロフェッショナル 仕事の流儀」が、NHKオンデマンドで2023年3月28日迄視聴出来ます。見逃した方は是非(→https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2017078195SA000/)!

 

特報:拙著新刊案内。

特報!

11月17日に拙著「死ぬまでに知っておきたい日本美術」が、集英社新書より刊行されました。

日本美術への「窓」になればと思い、記した読み易い本です。図版も多数掲載されておりますので、ご興味のある方は、是非ご一読下さい。

【推薦】
こんなに自由で幅広で、しかも独自目線の漲っている日本美術ガイドに触れたことがない!

片山杜秀氏(政治学者、音楽評論家)・集英社「青春と読書」2022年12月号

https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721242-6

桂屋孫一拝

 

ーお知らせー

*Nikkei Financial」内「知の旅、美の道〜Journey to Liberal Arts」での連載コラム第18回、「革新者ポール・G・アレン氏の『先見性』」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB254NT0V21C22A1000000)が掲載されました。今回は個人コレクションとしてオークション史上最高の売り上げを記録した、Microsoftの共同ファウンダーのもう一つの顔に迫ります。ご一読下さい!

*12月1日発売の「週刊新潮」に、「とっておき私の京都」最終回が掲載されています。今回は「古美術柳」(→@oriental_fine_arts_yanagi)さん。お父様の代からお世話になった名店を継がれた、柳孝治さんにご登場願いました。ご一読を!

片山杜秀氏による書評が、Yahooニュースに取り上げられました(→https://news.yahoo.co.jp/articles/edf2852e709229533b5a55d08257b5b6ec4d8418)。小中高の同級生に感謝です!

*11月24日発売の「週刊新潮」に、「とっておき私の京都」第3回が掲載されています。今回は「有斐斎 弘道館」(→https://kodo-kan.com/)。皆川淇園の意志を継ぐ濱崎加奈子さんに登場して頂きました。ご一読ください。

*「青春と読書」2022年12月号に於いて、政治学者・音楽評論家・慶應大教授、そして小中高と同級生の片山杜秀氏に、暖かい書評を書いて頂きました(→http://seidoku.shueisha.co.jp/2212/read12.html)。有難うございます!

*11月17日発売の「週刊新潮」に、「とっておき私の京都」第2回が掲載されています。今回は「清水三年坂美術館」(→https://sannenzaka-museum.co.jp/)…長いお客さまでもある村田理如館長にご登場お願いしております。ご一読を!

*11月10日発売号から4週に渡り、「週刊新潮」内「とっておき私の京都」にて取材されています。初回は「龍安寺」(→http://www.ryoanji.jp/smph/index.html)…是非ご一読ください。

*11月1日発売「婦人画報」12月号内、「極私的名作鑑賞マニュアル」の連載11回目が掲載されました(→https://www.fujingaho.jp/culture/art/a41948884/art-yamaguchikatsura-221123/)。今回は東博150周記念展から、力漲る狩野永徳の「国宝」を紹介しています。

*Nikkei Financial」内「知の旅、美の道〜Journey to Liberal Arts」での連載コラム第17回、「コクホウ@ジューブン@マルノウチ」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB176O70X11C22A0000000/)が掲載されました。今回は10/1に丸の内にオープンした、静嘉堂文庫美術館を取り上げました。ご一読下さい!

*Nikkei Financial」内「知の旅、美の道〜Journey to Liberal Arts」での連載コラム第16回、「007/チャリティ・ロワイヤル」(→https://financial.nikkei.com/article/DGXZQOUB2597A0V20C22A8000000/)が掲載されました。大好きな007フィルムは、今年60周年…アートと007に纏わるコラムです。ご一読を。

*9月1日発売「婦人画報」10月号内、「極私的名作鑑賞マニュアル」の連載10回目が掲載されました(→https://www.fujingaho.jp/culture/art/a41061897/art-yamaguchikatsura-220916/)。今回は「コドモ画報」特集号に因んで、ファンタジーな作品を紹介しています。

*8月30日刊の朝日新聞夕刊に、「アートの伴走者」の連載最終回が掲載されました(→https://www.asahi.com/articles/DA3S15402076.html)。5ヶ月間、ご愛読有難う御座いました!

*いつ見てもタメになる、ロバート・キャンベル先生の公式YouTube、「四の五のYouチャンネル」の最新回、「大正時代の掛け軸を現代に蘇らせた!」(→https://youtu.be/rPBiG2LHjVw)がアップされました。今回は先生が見つけた痛んだ掛軸が、表具師によって綺麗に生まれ変わると云うお話。僕も少しだけ出演しております。是非ご覧ください!

*拙著「若冲のひみつー奇想の絵師はなぜ海外で人気があるのか」(PHP新書)のP. 60の一行目「せききょうず」は「しゃっきょうず」の誤り、P. 62の7行目「大徳寺」は、「相国寺」の間違いです。P. 100をご参照下さい。

*拙著第3弾「若冲のひみつー奇想の絵師はなぜ海外で人気があるのか」が、PHP新書より発売になりました(→https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-84915-7)。若冲をビジネスサイドから見た本ですが、図版も多く、江戸文学・文化研究者のロバート・キャンベル先生との対談も収録されている、読み易い本です。ご興味のある方はご一読下さい。

*拙著第2弾「美意識の磨き方ーオークション・スペシャリストが教えるアートの見方」が、8月13日に平凡社新書より発売されました(→https://www.heibonsha.co.jp/smp/book/b512842.html)。諧謔味溢れる推薦帯は、現代美術家杉本博司氏が書いて下さいました。是非ご一読下さい。

*拙著「美意識の値段」が集英社新書から発売となりました(→https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/1008-b/)。帯は平野啓一郎氏と福岡伸一先生が書いて下さいました。是非ご一読下さい!

*僕が出演した「プロフェッショナル 仕事の流儀」が、NHKオンデマンドで2023年3月28日迄視聴出来ます。見逃した方は是非(→https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2017078195SA000/)!