2020-01-01から1年間の記事一覧

引き際の魔術師。

気がつけば11月ももう半ば…今年は、僕の人生のここ30年間で「初めて『海外』へ行かなかった年」と為った。 酷い時はニューヨーク〜日本間を毎月往復していた僕に取って、外国出張は身体的にはキツくても、精神的には気分転換や気を紛らわすのに最適だったし…

緊急告知。

皆様、大変ご無沙汰致して居ります。 此処に書きたい事は山の様に有るのだが、ダイアリーも中々更新出来ず、遺憾極まり無い…今の自分の職種では、書く事も、観る事も、調べる事も、儘為らず、集中し辛い。 等と云い訳と愚痴を口にしながら、今日は来週に開催…

半沢直樹:「東京中央銀行」での最大派閥に就いて。

安倍総理が突如辞任を発表し、どうも菅官房長官が後継となりそうだ。 終わった事は仕方ないが、しかし新首相、そして特にメディアには安倍政権時代の負の部分の反省を「痛切に」反省して貰い、この千載一遇の「改革のチャンス」を無駄にしないで欲しい。一国…

「自分の言葉」の重み。

昨日は長崎に原爆が落ちて、75年目の日だった。 その朝、毎週日曜恒例の「日曜美術館」を観たら、時期的な事も有り、「無言館」(→https://mugonkan.jp/)の特集をやって居た。 「無言館」は長野県上田市に在る「戦没画学生慰霊美術館」で、僕も一度は訪れた…

長男の「日本戦後美術体験」。

物事は一度途切れると、それを復活させるのは誠に難しい…人間関係も、仕事も、そしてこのダイアリーも、だ。気がつけばコロナ禍下で在宅勤務となり、夜の外出もかなり減ったと云うのに、何と丸2ヶ月振りの更新で有る。 さて、この間の政府や都のコロナやその…

日本版「ルイ14世」への意見書全文。

今日はアート・ダイアリーはお休みして、ポリティック・ダイアリーとなるので悪しからず。 今瀬戸際となっている東京高検の黒川検事長の定年延長問題は、本当に無視してはいけないし、強行採決、法改正など決して許してはいけない。以下は、15日に名だたる検…

百聞は「実見」に如かず、或いは初の「ZOOM飲み会」。

外出自粛もいい加減ウンザリしてきたが、パチンコ屋や海、ドライヴなどに行く人たちの気がしれない…全く何を考えているのだろうか⁉︎怒りを通り越して呆れるしかないが、そんな中、我が家にも「アベノマスク」が届いた。 作った人に罪はないかも知れないが、…

「一国は一人を以て興り、一人を以て亡ぶ」。

外出自粛の日々、僕の会社はシフト出勤制から在宅勤務に変わり、緊急事態宣言が出る前から、顧客に会う回数や会食も極力少なくした為に、僕の生活も一変した。 数ヶ月間の給料カットを受け入れ、外食の回数を圧倒的に減らす事に拠って家ご飯が増え、序でにダ…

「狂人走れば不狂人走る」。

少し前に雨から雪に変わった、外出自粛要請の週末2日目の東京。 ウィルスを抑え込んでくれと祈りたく為る様な、窓から見る吹雪き始めた美しい雪景色とは反対に、僕の心は途轍も無く殺伐として居て、それはコロナウィルスの蔓延の事実よりも我が国のリーダー…

「人生は地獄より地獄的である」。

先週末、本当に久し振りに映画「地獄変」をDVDで観た。 1969年東宝製作、豊田四郎監督の本作は、ご存知芥川龍之介が宇治拾遺物語から題材を取った同名短編を基にした、彼の「芸術至上主義」を具現する作品。 主演の渡来人絵師に仲代達矢、藤原道長をモデルと…

機内からの「ロンドン・セール」報告、或いは「ラスト・ディール」。

ごぶサタデー(古っ)。今日は、フランクフルトからの機内から。 と云う事で、先ずは本の御報告から。拙著「美意識の値段」(→https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/1008-b/)が、ジワってジワって重版を経て、何と「3刷」と為った! これも全ては本書を読…

恭賀新年、そして「命日」の出版。

遅れ馳せながら、恭賀新年。 「今年も凡ゆる芸術を観て歩こう!」と心に決めた物の、昨年末30日から正月5日迄インフルエンザA型に罹って倒れて仕舞った。 当然、毎年恒例の谷中の禅堂での除夜の鐘撞きや、氏神様で有る神田明神での新年昇殿参拝も出来ずに、…