2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ハリケーン到来時に於ける、ニューヨーカーの「最大の危惧」に就いての考察:その2。

「サンディ」が去って行った。思い返せば今回の事は、中身は大した事無い癖に(ハリケーンとしての「カテゴリー・レヴェル」は低い)、ブランド品で外見を飾り立てた(満潮や寒気等、他要素の複合化)、しかも日本人からすると「あのレヴェルでか?」との感…

ハリケーン到来時に於ける、ニューヨーカーの「最大の危惧」に就いての考察。

超強力ハリケーン「サンディ」がやって来た。しかし、毎回ハリケーンが来ると思うのだが、何故ハリケーンの名前は何時も「女性」の名前なのだろう?男的には、その理由は何と無く分かるのだが(笑)、別に「マイケル」でも「ジェームズ」でも、はたまた「ウ…

ニューヨークのギャラリー・シーンを引っ張るニュー・リーダー:新生「Sean Kelly」オープン。

今週末も、「Tatzu」三昧(笑)。先ず金曜の夜は、タイム・ワーナー・ビルに付属する、コロンバス・サークルを見渡すアパートメント・ビルの51階に在る「One Central Park Club」で行われた、大富豪で「Public Art Fund」のボード・メンバーのシルバースタイ…

書道家と現代美術家、序でに「あんちくしょう」。

“They always say time changes things, but you actually have to change them yourself” - Andy Warhol 今日は先ず、以前此処でもお伝えした(拙ダイアリー:「『憂国』と『幻想』な日々」参照)、来る11月12日にクリスティーズ・ニューヨークで開催される…

アンティーク・フェアで観た、白髪一雄と杉本博司、そして青木克世。

先ずは告知から。明日10月24日(水)午後6時半より、ニューヨーク日本クラブにおいて、現在コロンバス・サークルで絶賛公開中のパブリック・アート「Discovering Columbus」のアーティスト、西野達さんの講演会が催されます。筆者もモデレーター兼ゲスト・ス…

「ハレのご縁」、或いは「サプライズ大作戦」。

ネットで日本の新聞を読んで驚いた。東京都が、前回の五輪招致の書類18億円分を「紛失した」と云うのだ。呆れて物も云えないが、長である石原氏はこの責任をキチンと取るので有ろうか。電通等の云いなりに為り、都民の税金を湯水の如く使った末に招致に失敗…

「ゴッドファーザー・オブ・ブラック・ミュージック」から学んだ事。

若松孝二監督が亡くなった…最近交通事故に会い、入院して居たらしいが、容体が急変し其の侭帰らぬ人に為ってしまった。若松監督は日活ロマンポルノ出身で、大島渚の「愛のコリーダ」のプロデューサーとしても知られて居るが、筆者が最も最近観た作品は「実録…

"NYFF50 Diary" Part IV:「仁義」のロード・ムービー。

寒くなった先週末のニューヨーク…裏千家からの「炉開き」の案内と共に、毎日点てて飲む御抹茶の、茶碗から立ち昇る湯気もクッキリと綺麗に見える様に為った。そんな土曜日は、クサマヨイが未だ観て居ないと云うのでメトロポリタン美術館へと赴き、先ずは日本…

「細江英公」レクチャーと、メトロポリタン美術館・武具甲冑部門「100周年記念展」レセプション。

先ずは速報。昨日サザビーズ・ロンドンで開催された現代美術イヴニング・セールで、リヒターの「Abstraktes Bild (804-9)」(→http://shar.es/5RsGC)が2132万1250英ポンド(約26億8600万円)で売却され、現存作家作品のオークション世界最高価格を更新し…

"We had to destroy it in order to save it"@Christie's.

しかし、イチローの「ホーム・イン」は凄かった!あのシーンをニュースで見てハッと思い出したのが、かなり古いが、漫画「ドカベン」の殿馬で有る。殿馬一人は明訓高校打線の2番バッターでセカンド、「秘打『白鳥の湖』」や「G線上のアリア」等を編み出した…

"NYFF50 Diary" Part III:「愛の殺人」と「ワン・パターンの美学」。

山中伸弥京大教授が、ノーベル医学・生理学賞を受賞した!これで日本のノーベル賞受賞者は、19人…何もノーベル賞が正しく世界最高権威とも思わないが、この数はアジア諸国の中でも群を抜いて多いので、我が国は充分誇りに思って良いと思う。新聞記事に因ると…

"NYFF50 Diary" Part II:「本」と「女」の共通点とは。

今日のニューヨークは、最高気温が何と13度…滔々秋がやって来た。そして日本では、名優大滝秀治が逝った。丁度今ニューヨーク・フィルム・フェスティバルに通っている最中なので、観ている作品に老齢の主人公が出て来たりすると、この役を大滝が演じたらどう…

"NYFF50 Diary" Part I:お楽しみはこれからだ!

10月に入り、秋も深まったニューヨーク…今リンカーン・センターを占拠しているのは、今年記念すべき50回目を迎えた「ニューヨーク・フィルム・フェスティヴァル」(NYFF50)で有る。本年の「NYFF」には、個人的にかなり観たい作品が沢山揃っていて、例えばレ…

セバスチャンのバースデー。

セバスチャンに会ったのは、確か僕が未だ半ズボンを履いていた12歳の頃…彼は僕の目の前に現れた、最初の「英国人」だった。出会った時、ロンドン大学の修士課程から文部省の国費留学生として日本に来て居たセバスチャンは、色白で背が高く、凄く痩せていて、…

"Discovering Tatzu !"@Hell's Palace.

超忙しかった先週の土曜日は、先ずは午後イチからジャパン・ソサエティで開催されたシンポジウムへ。このシンポジウムは、同ソサエティで現在開催中の展覧会「Silver Wind: The Arts of Sakai Hoitsu (1761-1828)」の関連イヴェントで、岡田美術館の小林忠館…