2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

"SANBASO, divine dance"@Guggenheim Museum.

最高気温がやっと10度を超え、ニューヨークにも漸く春がやって来た。そんな今週もイヴェント盛り沢山だったのだが、先ずはアーティスト・カップルの山口毘堂・吉田亜世美ご夫婦と、チェルシーの「B」で食事。毘堂氏は元々能面師なのだが、その技を生かして写…

"Country of Devotion":「Emperor/終戦のエンペラー」。

昨日雨の中、新歌舞伎座の開場式が行われた。筆者も、開場式や今日の「手打ち式」(役者が全員黒紋付で舞台に上がる「総見」で、口上が有る)の桟敷に招待して頂いて居たのだが(序でに、公演初日4月2日の桟敷も!)、重要な仕事で今ニューヨークを離れられ…

ディヴィッド・ブーレイの奇跡。

今日は先ずは、先週開催されたクリスティーズの「Asian Art Week」の報告から。結果から云えば、3部門に拠る全8セールで総計8041万6388ドル(約77億2000万円)を売り上げたが、これは前シーズン比81%増の好成績で、ニューヨークでのマーケット・シェアは61%…

「明治美術」の時代、到来。

今スペイン・マドリッドでは、オリンピック招致反対運動が起きて居る。経済状況の酷いスペインでは、「オリンピック招致よりも、先に遣るべき事が有るだろう」と考える国民達が、IOC委員達の目の前でデモをし、中には「次期オリンピックは東京で!」と書かれ…

神様、仏様、雷神様。

最近、ジャスティン・ティンバーレイクの曲にハマっている。それは「Suit & Tie」(→http://m.youtube.com/#/watch?v=IsUsVbTj2AY&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3DIsUsVbTj2AY)と題された、Jay-Zをフィーチャーした曲で、軽快且つクラシックなジャズの雰囲気と…

「十字軍戦士」達の帰還。

東京で桜が開花し、中国では習近平氏が国家主席と為り、ヴァティカンには「ポープ・フランシス I」(日本では「フランシスコ1世」)が誕生した。新教皇はアルゼンチン人だが、欧州以外からの教皇はシリア出身のグレゴリウス3世以来1300年振りだそうで、アメ…

NOT LIKE MEDICI ! :「ハーブ&ドロシー 50X50」ワールド・プレミア@ホイットニー美術館。

ヴァチカンで「コンクラーヴェ」が始まった。しかし幼稚園から高校迄カトリックの男子校に通い、何と聖歌隊に所属していた筆者には(同年に「未完のファシズム」の片山杜秀やゲーム・クリエイターの飯島多紀哉、2年下に俳優市川中車:a.k.a.香川照之も居た、…

「冬時間」の終わりを告げた、「Edo Pop」と溝口健二。

この間の木曜金曜と「吹雪」に為ったにも拘らず、昨夜に早々と「サマー・タイム」を迎え、市民に1時間損をさせる羽目に陥らせた、此処狂気の街ニューヨーク・シティ…。その先週のニューヨーク株式市場は、結局金曜日迄毎日閉場時の「史上最高株価」を更新し…

閲墨:"Chinese Contemporary Ink"@Christie's.

最近、安倍龍太郎の直木賞受賞作「長谷川等伯」(日本経済新聞出版社)を読んで居る。学術的には未だ諸説有る様だが、この本では狩野松栄(永徳の父)が等伯の師と云う事に為っていて、そして今筆者の元では、赤星弥之助・池田成彬旧蔵の松栄作「猿候四季山…

"Searching for Sugar Man."

気が付いたら3月に為って居たが、それに付けても時差ボケが酷い…序でにニューヨークは、寒さがぶり返して辛い。それでも世間は容赦無く(涙)、昼間は出社早々有力個人コレクター、ディーラーや学者が20日のオークション出品作の下見に次々と来社し、狩野松…

サイバー・キャピタル、ロスコ・チャペル、そして狂気:「コズモポリス」。

東京での下見会も無事終了…一昨日数点の出展作品を抱えながら、気温10度の暖かいニューヨークに戻った。さて今回、帰りの成田空港でのセキュリティ・チェックにて、一般の人には全く関係が無いが、筆者の様に日本美術品のクーリエとしてキャビンに作品を持ち…