2015-01-01から1年間の記事一覧

「追いかけない」歳末動向。

12月25日(金:クリスマス) 12:00 嘗て若い頃この店に良く来て居た友人と、久々に「L」でダッシュ・ランチ。旨い珈琲とクロックムッシュを頂き、お互いに近況報告。13:30 白金アート・コンプレックスに向かい、W氏から強力に勧められた、アラタニウラノで開…

年の瀬動向。

12月19日(土) 8:00 前夜のカラオケ忘年会の所為と思われる、喉の痛みで起床。青汁豆乳シェイクとバナナを食べてから、掃除。嗚呼、今年も後10日と少し。13:00 その風邪気味を圧して、私的好奇心の為に数店の骨董屋を廻るが、結果、欲しい物が無かった事を…

藤田嗣治の戦争画に観た「告解」と「赦し」。

最近、若手ミュージシャンに詳しい若い友人から、かなりカッコイイ男女ユニットの存在を教わった…その名は「グリムスパンキー」。一聴して彼らの音楽はR&Bをベースにしたロックだと判るが、アンダーグラウンド・シアター系のPVや歌詞の面白さ、そして何より…

面目と続行。

今年も後2週間で終わり…と云う事は、今年の「栗スイーツ」ももう終わり。で、今年の「マロンちゃん」の食べ納めはと云うと、例えば洋菓子店アンテノールの「栗のガトー和栗&イタリア栗」や、銀座カフェみゆき館の「プレミアム・モンブラン」、二条若狭屋「…

ロマンティックな、余りにもロマンティックな、ジェイムズ・ボンド。

今年も残り後ひと月…マジに責任者に出て来て貰いたい(嘆)。そんな中、未だホテルの屋外プールで朝から泳ぐ人が見える、暖かい香港に出張して来た。この秋のクリスティーズ香港の中国美術のセール…先ずアジア現代美術は引き続き好調で、その中でも田中敦子…

ここんとこ動向。

11月22日(日) 10:00 こだま号に乗って、静岡県に出張。顧客と鰻を食べた後、スンバラシイ江戸絵画を観せられ、余りの良さにプライヴェート・セールの契約を結ぶ。売れると良いのだが。19:00 天王洲の銀河劇場で、森山未来&初音映莉子主演、荒木飛呂彦原作…

マンガノウセレナーデ。

矢張り起きて仕舞った…。シリア空爆が決定されてから、近く米仏英独の何処かで必ずテロが起こると思っていたのだが、パリだった。「9.11」を経験した者としては「悪夢」を思い出すしか無いが、今回日本に居て猶恐ろしかったのは、これだけの世界的大事件が起…

秋の便りと「春の便り」。

此処の処、P.F.ドラッカー博士のご家族のアテンドで山口県に行って、一緒に展覧会ツアー先で有る山口県美の「山荘コレクション展」、毛利博物館では「山水長巻」や大井戸茶碗「常盤」を山口県美の学芸員E氏のご尽力で観せて頂いたりして、公私共に多忙だった…

Will every thing be absolutely fine ?

僕に取って「音楽会」とは不思議な物で、暫く行ってなくても一度行き始めると、立て続けに行く事に為る。実際此処ひと月を取ってみても、ジャズ1回にオペラ2回、そしてポリーニ2回(NYフィルとのコンチェルトとソロ)と云った具合だが、父が生きて居れば87歳…

Provenance: Japan.

何と今年も後2ヶ月…。そして吸血鬼や魔女、「ジェイソン」や「ブギーマン」達が街中に溢れた昨晩のハロウィンも終わり(然し、ブギーマンのゴム・マスクは、顔全体を隠して仕舞うので、中に本物の狂人が居ても分からない所が他のコスプレと違って、未だに怖…

至高のダブル「マロンちゃん」、再び。

先週も公私共にイヴェント盛り沢山で、少々お疲れ気味なワタクシ。が、そんなワタクシを癒して呉れたのが、食の盟友Mのレストラン「T」の激ウマ・デザート、「Chestnut Napoleon」で有った!甘過ぎないマロン・クリームをパリッパリのパイ生地が挟み、その上…

「コントラスト」&「協奏曲」。

寒いと思ったら、ニューヨークの今朝の気温は何と1.7℃!…が、この落差がニューヨークらしいと云えば、ニューヨークらしい。ダウン・ジャケットを着込んだそんな先週末は、宝石デザイナーのMとジャパン・ソサエティに市川崑監督の映画「おとうと」を観に行く…

ポリーニと「秋の宝石」。

今日は先ず、ワタクシが「理解出来ない事」を2点程申し上げたく存じます。最初に、都現美の「ここはだれの場所?」展が終了したそうですが、会田誠一家の作品撤去問題に就ての説明が、未だ都現美から全く無い様です。本当にこの侭、何も無かった事にする気な…

「日本戦後・現代写真」の時代、到来。

ニューヨークも急に涼しく為り、再び風邪気味に為って仕舞った。その理由の1つには、この1、2週間日本やアメリカ国内からの来客が続いて昼夜忙しく、当社名誉会長を含めて大コレクターと超重要な打ち合わせをしたり、はたまた某作品を日本から地球の反対側…

誰も寝ては為らぬ…いや、寝ては居られぬ。

知らぬ間に今年も3/4が終わって仕舞い、今年の、そして人生の秋も中盤…くぉら、責任者出て来い!…と、此方も秋が近付いて来た先週のニューヨークは、第266代ローマ教皇フランシスコの「Papal Visit」が有って街中大騒ぎだったが、今週は国連総会が有って道路…

パワフルで高品質、驚愕と期待の「続編」。

日本は「シルバー・ウィーク」だったそうだが(こんな名称は初耳だけれど、何とも羨ましい…)、此方の先週末はと云うと、改装中の顧客のペントハウスを見学に行き、其処のルーフトップ・ガーデンにインストールされたパトリック・ブランの「緑の壁」を観たり…

「デュラン・デュラン」に自分を投影した結果…。

安保法案が可決された。外国から眺めて居るから一層感じるのかも知れないが、これで我が国の行く末はより困難な物になり、武器輸出国として世界に君臨すると共に、世界のテロの標的と為るだろう。エゴ首相はいつ何時でも、身代わりに為る覚悟を決めて置いて…

天才芸術家と語った夜@Dommune。

着いた日は30度以上…思ったよりも暖かいニューヨークに、漸く戻って来た。僕の住むこの街は14回目の「9.11」を迎えたが、犠牲者の名前を読み上げる毎年恒例の朝の式典をTVで見ながら、僕はこのセレモニーを第1回目からNYで観て居る事、「9.11」のあの日あの…

感動の「大和屋」と「大播磨」、そして「栗プリン」。

先ずはお知らせ…ワタクシ、今晩7時からネット配信局「Dommune」にて、天才アーティスト西野達氏を生インタビュー致します!この企画はDommuneと山本現代の共同企画で、全方位アーティスト宇川直宏の作品「Dommune University of Arts 『The Hundred Japanese…

「マロンちゃん」の季節がやって来た!

気が付けばもう9月…今年ももう終盤戦だが、人生をシラケ気味に大した努力もせず、無為に過ごして居る君、或いは何事も中途半端に投げ捨てて来た貴女、急いだ方が良いですよ!(笑)それはこの間の日曜日、国会議事堂前に10万人が集まった「反安保法案デモ」…

男の嫉妬<>女性の本性。

夜とも為ると虫の声が響き、風も涼しい秋を感じさせる東京の今日この頃…が、巷間では恐ろしい事件が連発している。その1つ、寝屋川の少年少女殺人事件の真の責任者は、あんな深夜の時間に平気で子供を放浪・外泊させる親では無いか?…この世には悪い奴・狂っ…

「境界」。

最近友人から日本の「レキシ」に就て学んだ。が、「レキシ」と云っても「歴史」では無く、アフロ・ヘアーの日本人ミュージシャンの事…彼の曲の歌詞やタイトルは「歴史」に基づいたモノで、ファンキーな曲に乗って歌われるのが面白い。此処に「キラキラ武士」…

耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ。

日本に戻って来た。先週街中はお盆ウィークで空いて来て居たが、こう云う時こそ仕事が捗ったりする物で、個人宅で重要な漆工芸品や掛軸、茶道具を観たり、業者と一寸驚く重要な屏風に関する打ち合わせをしたり。そんな中オフの時間は代官山の「O」で母の喜寿…

現代美術勉強旅行。

思い切って、ミラノとヴェニスに現代美術の勉強に行って来た。僕に取ってヴェニスは24年、ミラノは22年振りの再訪で、例えばブレラ美術館で観たマンテーニャの「死せるキリスト」等、嘗て観た美術品の幾つかは今でも記憶に残って居るけれど、当然道や街並は…

「骨董屋の始まり」を経験する。

気が付けば8月…そして酷暑の日本に来た。何しろ成田空港のデッキに着き、ドアが開いた瞬間に入って来たムッとする空気はまるでバリ島のそれで、未だたった数日の滞在にも関わらず、恰もヤマトが地球に帰還する際に瀕死の沖田艦長が呟いた如く、今年の過ごし…

Where is Japan in the World Map of Art?

耳を疑うニュースを聞いた。東京都現代美術館の展示中の会田誠のインスタレーション作品中の、「文部省にもの申す」の檄文と総理に扮し「鎖国」を説くヴィデオが、抗議圧力に因って撤去される事に為ったと云う。都現美と都庁の判断理由は「子供に相応しくな…

変貌する「愛の形」。

安保法案の強行採決に就いて、小学校から高校迄の同級生で現在慶大教授の片山杜秀が戦前の「時務の論理」を引き合いに出して、その危険性を述べているので(→http://digital.asahi.com/articles/DA3S11220018.html?_requesturl=articles%2FDA3S11220018.html…

「革命」と「自己破壊」を考えた出張。

今日は先ずはお知らせから。僕の長い友人で、現在ベルリン工科経済大学で教鞭を取っている渡辺真也君が製作中の映画、「Soul Oddysseyーユーラシアを探して」のクラウド・ファンディングが行われている(→https://www.indiegogo.com/projects/soul-odyssey-i…

Vive la France !!

七夕の日、ニューヨーク在住の1人の老ピアニストがこの世を去った…「プーさん」こと、菊地雅章氏で有る。75歳だった。プーさんの事はこのダイアリーにも何回か書いたので(拙ダイアリー:「老ジャズ・ピアニストのバースデー」「Incurably romantic」「プー…

西野達大博覧会@ナント。

最近夏バテも有って心身共に疲労が激しかったので、タイミングバッチリだった独立記念日の連休を使い、パリでの超重要な仕事に絡めてフランスはロレーヌ地方の街、ナントにやって来た。西洋史を満足にやって居ない為、「ナントの勅令」でしか聞き覚えの無い…