2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「シゲハム」と「マゴムチ」:合同バースデー・パーティー@55th Floor。

昨日土曜日は週末出勤の後、夕方からは盟友の建築家Sとの「結婚式」、もとい「誕生会」。丁度10歳違う両者は双方獅子座で、誕生日が2日違い。左と右の違いは有るが(笑)、頑固で我侭な所は似ているかも知れない。今このSは「B」と云う雑誌に、某キャスター…

最後の一拍。

7月30日。と云う日が、例えばヴァザーリやヘンリー・ムーアの誕生日だったり、谷崎やアントニオーニが死んだ日だったりする事を知っている人は、世の中にどれ位居るのだろう…況してや私の誕生日だと云う事など。48。と云う数字に、何か特別な意味が有る訳で…

憧れの人。

先ずは告知から…講談社の雑誌「セオリー」で筆者連載中の「オークションの目玉」、今月号は「張大千」をフィーチャーし、熱狂の中国美術市場レポートを絡めてお届けしています。是非ご一読を!さて数日前、某日系有名ホテルのニューヨーク駐在の人と会った。…

夏の夜長の、危険な読書感想。

最近驚いた事が、2つ有る。其れは先ず、女子ゴルファー宮里藍選手の英語が大変素晴らしい事で、先日の「エヴィアン・オープン」の優勝会見を見たのだが、あれだけエモーショナルに為っても(震災の事で)、きちんとした英語を中々の発音で話していた…流石、…

送られて来た「種」。

余りの暑さに、このダイアリーの「色」を変えてみた今日此の頃だが、9月のオークション・カタログの編集作業で、今週末は土日共オフィスに出て来ている。9月14日に開催される、筆者担当の「日本・韓国美術セール」は総出品数283点、トータルのエスティメイト…

少しは心が涼む話。

愛して止まない作家、ルシアン・フロイドが逝った。ドイツに生まれ、子供の頃ナチから逃れる為に英国に渡った、偉大なる心理学者を祖父に、建築家を父に持つこの作家の死は、筆者に取っては今年接した如何なるアーティストの訃報の中でも、最もガックリした…

役者は揃った!:9月の日本・韓国美術セール「スニーク・プレビュー」。

何しろここ数日、「なでしこ」が劇的な勝利をして以来、此処ニューヨークで会う人、メールする人(外人である)毎に「Congratulations!」と云われ続け、ウチの会社の某セキュリティーに至っては、「Thank you very much!」等と云う…「何で、Thank youなの…

全てが罰せられるべき「聖なる地獄」:Royal Shakespeare Company’s "Romeo and Juliet"@Park Avenue Armory.

昨晩は、なでしこJAPANの劇的な勝利に涙し、その感激を引き摺った侭、メルト妻と観劇に行った。今年の春のシーズン最後の観劇と為る演目は、ピーター・ブルックに続き、此方も「Lincoln Center Festival」に参加しているロイヤル・シェイクスピア・カンパニ…

失ったからこそ、得る物:橋本真奈@Tenri Cultural Institute。

昨晩は、先週に行ったライヴ(拙ダイアリー:「面影:『Himizukaze-Rebirth』@Tenri Cultural Institute」参照)に出演する筈で有ったが、飛行機の都合で急遽休演と為ったダンサー、橋本真奈をフィーチャーした同名のパーフォーマンスに、再び足を運んだ。…

「能」的モーツァルト:Peter Brook's ”Magic Flute”@Gerald W. Lynch Theater.

今朝のニューヨークは涼しく本当に気持ちが良くて、出勤途中に前を通る、有名なジャズ・クラブ「バードランド」の辺では、11年目にして恐らく2回目となる「トンボ」を目撃した。タイムズ・スクエアに近いこんな街中で見た、恐らく「シオカラ・トンボ」だと思…

嘗て「南」で被災した男の声:Aaron Neville@City Winery。

今日のニューヨークは最高36度…朝の天気予報では、「トースター」アイコンが出ていた程で、これは覚悟せねばならない。が、日本に比べれば「天国」で有ろう…何事も、自分が世界で最も不幸と思ってはいけないのだ。そんな暑さの中、今日は「LAHJ」の最終報告…

出でよ、「熊谷べッソン」!:「ミロクローゼ」@Japan Society。

いきなりだが、ヨーロッパの有名美術館の「2010年度:年間入場者数ベスト15」が発表された。第1位は、これは予想通りの「ルーヴル」で841万3千人、2位は「大英博物館」の584万2138人、3位が「テイト・モダン」で506万1172人。以下、ナショナル・ギャラリー(…

Marking Infinity:Lee Ufan@Guggenheim Museum、そしてもう一つの「凄いアート」。

日本は例年より早い梅雨明けだそうだが、ここ数日のニューヨークは非常に天気が良くて、暑いが湿気が余り無く助かる。そんな昨日は午後から、グッゲンハイム美術館で開催中の李禹煥の展覧会、「Marking Infinity」へ。この展覧会は、李氏の恐らくはアメリカ…

美しき日本の「言の葉」。

今日は「七夕」…日本の伝統的「五節句」の一日だと云う事と、昨日「追慕歌」について書いていた時に、ふと思い出した「日本の歌」が2曲有ったので、今日はその事を。その2曲の内の1曲は、「海ゆかば」。実は筆者がこの曲の存在を知ったのは結構最近の事で、…

面影:「Himizukaze-Rebirth」@Tenri Cultural Institute。

先日開催された、独立記念日恒例の「ホットドッグ早食い競争」は、嘗ての日本人チャンピオンの小林君が「非公式ガッツ」を見せ付け、日本人として溜飲を下げた。そもそも小林君が件の大会に出れなくなったのは、競技会側の「嫌がらせ的」契約条項に拠る物で…

独立記念日の花火は、「ホロ酔い」気分で…@「アクアホリック号」。

しかし、松本某と云う「元」復興担当大臣には呆れて物が云えないが、こんな人間しか今の日本の政界には居ないのだろう。この人を擁護する人も居るが、そんな人は「人とのビジネス」を知らない素人で、世界何処に出ても笑われると思う。政治と云えどもビジネ…

「地獄の餃子ガールズ」大活躍!:「L.A.H.J.」と「S.J.B.」の合同慰労会&バースデー・パーティー@地獄パレス。

金曜日はオフィスも2時で終了、ニューヨークの街は建国235年目の「独立記念日」連休へと突入した。今年は「自由の女神」建立125周年でも有り、明日の花火も相当に盛り上がるに違いない。その花火の打ち上げ前のイヴェントには、ビヨンセやジェニファー・ハド…

最新の「アート・マーケット四方山話」、そして「ホーム・パーティー」三昧。

聞く所によると、アップ・ステートに在る、恐らく今世界で最もパワフルなアート・ディーラー、ラリー・ガゴシアンの家が、今週の頭、火事に見舞われた様である。地元紙に拠ると、ガゴシアン宅にどれ程の美術品が有ったかは確かででは無いが、ラリー本人はヨ…