2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「足音」。

散々悩んだ挙句、結局僕はオフィスの近所のデリに寄って、プラスチックの箱にカット・ウォーター・メロンとオレンジをぎゅうぎゅう詰めにしてから、セルツァー・ウォーターをフリッジの棚から引っ張り出して買い、「カヴァレリア・ルスティカーナ」を口笛で…

「迷宮」に迷い込む、秘かな愉しみ:平野啓一郎「透明な迷宮」。

作家平野啓一郎氏の新作、「透明な迷宮」(新潮社)を読了した。主人公が日本人で有る事だけが共通項で、年齢も職業も、性別も嗜好も、生活様式も物語の舞台も異なる、宝石箱の様なこの短編集を読んで居ると、何故か静かで不思議な、美しいオムニバス映画を…

「乱交パーティー」と「キリスト教」、そして「殺人鬼」@Japan Cuts。

ここ1週間、ニューヨークは信じられない位に素晴らしい気候に為った!そして、その素晴らしい気候の所為で食欲も進み、先週末はイタリアンを食す。此方に来ていたマヨンセの姉とマヨンセを伴い、先ずは世界的画廊に勤めるグルメのK氏と、パーク・サウスのイ…

「パイクの夜」と、クリスティーズ上半期の成績。

ワールド・カップ・サッカーは、予想通りドイツが優勝した。何と詰まらん結果なのだろう…(嘆)。南米サッカーファンとしては忸怩たる思いだが、最近別の事で「負けて嬉しかった」事も有って、其れは滋賀知事選での自民党の事。彼らはこの敗北を都議会での「…

「凶悪」。

「Date Painting」の河原温氏の死去が、所属画廊のツヴィルナーに拠って確認された。ニューヨークを拠点に長年活動し(が、今でも氏の私生活は「謎」に包まれて居て、筆者もお会いした事が無い)、例えばクリスティーズの現代美術オークションでも、恐らくは…

六代目の性根:「怪談乳房榎」@Rose Theater。

物凄い雷雨と好天が、交互にやって来たニューヨーク…そして我がブラジルは、何と7ー1の大差でドイツに敗れて仕舞った。地元開催のW杯準決勝で、で有る…ネイマール抜きとは云え、何と情けない!南米やアフリカのチームには、緊張の糸がブチ切れてパニクり、試…

ブラジルVS.ドイツ場外戦@「独立記念誕生会」。

昨日7月4日は、独立記念日…その「インディペンデンス・デイ」でも、嘗て無くワールドカップ・サッカーで盛り上がっている今年のニューヨーク。当然筆者も、時間の許す限りワールドカップを見て居るのだが、其処で強く思うのは、矢張り南米サッカーの方がヨー…

日本人にとっての「三種の神器」を考えた週末。

今、ハマって居る曲が有る…その曲とはSIAの「シャンデリア」(→http://m.youtube.com/watch?v=2vjPBrBU-TM)。この「シャンデリア」は、此方のヒット・チャートで現在上位に入って居る曲で、SIAの抜群の歌唱力と、SIA本人も作詞に参加して居る一寸悲しい歌詞…