2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「大嫌い、大嫌い、でも大好き!」な、英国。

今日から印象派の下見会が始まった。今回のクリスティーズの目玉は、2000万ドル付いたピカソとモネ(そしてそれは「睡蓮」では無い!)、その他にも1800万ドルのヴラマンク(しかし、何時からヴラマンクはこんなに高く為ったのだろう?)等の名品揃い…セール…

外国から、今の日本に出来る事。

25度を超えそうな暑い日だった月曜日、「SJB」(→http://savejapanbenefits.org/)のチャリティ・コンサート・シリーズの立案者、ジョン・ゾーンが偶然にもウチの会社の下見会に来、偶々バイトをしていたゲル妻とばったり会ったりして吃驚したその晩は、友人…

「雨の午後はヤバイゼ」。

昨日のニューヨークの街は、夕方から昼過ぎ迄の好天とは打って変わって、さめざめとした雨に身を委ねた。イースター・サンデーで比較的静かな雨の夜、チェロが聴きたくなって、原作も映画も好みで無かったが音楽だけは中々良いと思って買った「ノルウェイの…

イッちゃってる「王道」:George Condo@New Museum。

初夏を思わせる「イースター」の日曜日、早く行かなくては!と思い続けていた、ニュー・ミュージアムでのコンドの展覧会「Mental States」にやっと行く事が出来た。この展覧会は、この後ロッテルダム、ロンドン、フランクフルトに巡回すると云うから、非常に…

「粉青沙器」と「現代美術」の魅力:「Poetry in Clay」@メトロポリタン美術館。

今日は「イースター・ホリデー」の初日で、ニューヨークの街も人影疎ら。そんな日は朝イチで、久々のメトロポリタン美術館へと足を運んだ。今回の目標は、今月からコリアン・ギャラリーで開催中の展覧会「Poetry in Clay: Korean Buncheong Ceramics from Le…

国の宝。

この時期のニューヨークは、一年で一番美しく優しい気候である。街路の花も、人々が連れる犬達も何処か嬉しげで、冬の間に険しくなった此方の眼付きも、それらを見る度に緩んで行くのが嬉しい。先日、日本美術ライター橋本麻里女史の新著「日本の国宝100」(…

「記念日」と「命日」、そして「蜘蛛巣城」。

昨日4月18日と云う日は、我等地獄夫婦の「結婚記念日」であった。もう何回目か等、とっくの昔に忘れてしまったが(笑)、それでもこの日が「記念日」で有る事を忘れずに居られるのには、実はもう一つ理由が有って、それはこの日が、我々夫婦を引き合わせた人…

「『コスース』に拠るベケット」と、「『ムーティ』に拠るベルリオーズ」の、贅沢な一日。

昨日の日曜日は、前の日とは打って変わった素晴らしい晴天、しかも楽しみにしていたG氏主催毎年恒例の「お花見@中央公園(セントラル・パーク)」だったにも関わらず、朝一度起きたのだが、全身が異常にだるく立ち上がれず、結局終日に渡りダウン。これは、…

オレの「オレオレ詐欺」体験。

昨日の夜は、ミッドタウンの居酒屋に集まり、日本男子の飲み会。今回が初会合で(笑)、国家機関関係のA氏、文化事業関係のB氏と筆者の3人、気が付けば「4時間」近くもアートから文化事業、政治から教育迄話し続けていたのであった。喋り捲ったのは云う迄も…

「桂屋商会」発足?

ニューヨークは、本当に暖かくなった。先月日本から帰ってきた食後に震災が起きて、その後Asian Art Weekが始まり、直ぐ自分のオークションの下見会、そしてセールと震災復興支援活動も始まって忙しく、しかしやっと生活も落ち着いて来て、今回紹介する非常…

「Love Art & Help Japan」のキャンペーン活動、いろいろ。

ニューヨークにも、やっと春が来た。昨日は24度を越える非常に暖かい気候で、街路樹の花も開き、道行く人の顔も自然に綻ぶ…そしてその反面、手放しで喜べないと云った、日本の人々に対しての「罪悪感」「隔靴掻痒感」が巻き起こるのも事実で、これも或る種の…

「鎮魂」:坂本龍一・ソロ@「Concerts for Japan」。

昨日は、長い一日だった。先ず午前中は、友人の現代美術家砂入博史氏の処女映画作品「Making Mistakes」(→http://www.youtube.com/watch?v=Ofl8yKRcFBQ&hd=1)のプレミア試写会の為に、ニューヨーク大学の「アインシュタイン・オーディトリアム」へ。ニュー…

緊急告知!今晩6時より、「坂本龍一ソロ・ライヴ@ジャパン・ソサエティ」に、ゲル妻出演!

我々ボランティアで頑張っている「Concerts for Japan」(→http://savejapanbenefits.org/)、昨日はAbrons Arts Centerで2公演が開催。友人で、このシリーズの立案者のにしなあやさんや、ノラ・ジョーンズ等の出演ステージに多くの人が来て頂き、この日2万4…

絶対に勝たせてはいけない、「憎いあんちくしょう」。

震災後の原発問題も有るが、酷いのは、東京都知事選も然りだ。下馬評では、某「憎いあんちくしょう」が、何とトップを走っているらしい。一体どうなっているのだ、東京都民よ!国民を「我欲の民」と呼び、今回の大震災を「天罰」とし、「私は原発推進派だ」…

「Love Art & Help Japan」 presents:"Dialogue with Mariko Mori and Ingo Günther"。

日本政府に拠る、一切近隣国への通知無しの、全く以て信じられない「海洋汚染」に因って、「日本人」として叩かれるニューヨークでの今日此頃だが、今日も頑張って「告知」に勤しもうと思う。さて、我々ニューヨーク在住のアート関係者有志で運営している、…

我が家の「2大ニュース」。

ニュースその壱:「ゲル妻」「プリンス妻」こと筆者の妻が、今週末(4月9日)夜、ジャパン・ソサエティにて開催されるチャリティー・コンサート・シリーズ、「Concerts for Japan」(→http://savejapanbenefits.org/、ツイッター→http://twitter.com/SJBniho…

ラヴェルに奏でられる、絶望の中の「光」:"Biutiful."

昨日のニューヨークは、朝から雪がちらつき春は未だ遠くに思われたが、今日はスッキリと暖かい。そして今年もあっと云う間に1/4が終わり、震災から3週間が経ったが、その出口は未だ見えない侭だ。先日此方でNHKを観ていたら、被災地での中学校の卒業式の模様…