2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「脚本」は上がった。後は…。

今日は、4年に1度の「2月29日」。余分に与えられた1日を大事にしよう…1日有れば、本当に沢山の事が出来るのだから…。さて、今年の「第84回アカデミー賞」は、結局下馬評通りの結果と為った。その主役と云えば、サイレント映画として83年振りの作品賞を含む、…

「神遊」。

今日は、先ず告知から。来る5月19日(土)、午後1時半から3時迄、「朝日カルチャーセンター・新宿」に於いて、筆者に拠る講座が開催される。講座タイトルは「特別展『ボストン美術館 日本美術の至宝』 里帰りする日本美術をめぐって」で、来月20日から東京国…

「東京下見会」、初日終了。

来月21日にニューヨークで開催予定の、「日本・韓国美術セール」東京下見会の初日が、無事終了した。今回の出展は、日本美術セクションからのみと為っているが、ラインナップはこんな感じで有る。桃山末〜江戸初期の、非常に珍しい構図の「洛中洛外図屏風」…

「キューブリックの部屋と音」を体験してみませんか?

また1人、歌舞伎の巨星が墜ちた…「京屋」、四代目中村雀右衛門丞で有る。91歳で有った。人間国宝でも有った京屋は何とも気品の有る女形で、お姫様役の似合う素晴らしい役者だった。ご冥福をお祈りしたい。さて一昨日は、重要クライアントとランチを取った後…

「魔術師」達の夜は更けて。

天皇陛下の手術が、無事成功したとの事。陛下に措かれましては、これを期にしっかりとお休みになられ、近い将来、そのお元気なお姿を我ら国民にお見せ頂ける様、心よりお祈りする次第である。 さて、こちらの健康状態はと云うと、無事「腑分」もされず(笑)…

おぞましき「美」。

寒い…そして時差ボケが全く取れない。そんな中、昨日はオフィスにメール・チェックに出掛けた序でに、「メゾン・エルメス8階フォーラム」で開催中の、山口晃の展覧会を観に行った。今回の展覧会は「望郷(TOKIO RIMIX)」と題されているが、エレベーターを降…

「落下する水」と「Materia」、或いは「命」への讃歌。

ニューヨークに居るゲル妻からの報告に拠ると、彼女は今ホイットニー・ヒューストンの葬儀のライヴ中継を観ているらしいのだが、此れが真剣にスゴいらしい。スティーヴィー・ワンダーやアリシア・キーズを初め、ゴスペル・シンガー逹の歌や言葉は当に「祈り…

「『1日』有れば、本当に沢山の事が出来る」。

昨日、日本に来た。2週間振りに降り立った日本は思ったより寒く、東京に着いて荷を解いた頃には、雪がちらつき始めて居た。昨日は父が亡くなって丁度ひと月、「9.11」や「3.11」、況してや一個人が此の世から消えても、「時間」は何事も無かった様に刻々と過…

北国からの「暖かい声」。

筆者が崇拝する、2人の現代美術作家の素晴らしいセール結果がロンドンから届いたので、今日はその話題から。先ずは昨日ロンドンで開催された「現代美術イヴニング・セール」で、敬愛すべきフランシス・ベーコンの大作「Portrait of Herietta Moraes」が、213…

「ジャージー・ガールの死」と「第54回グラミー賞」

昨晩、ブルース・スプリングスティーンのライヴで幕を挙げた「第54回グラミー賞」は、本職よりも素晴らしい司会振りのLL Cool Jに依るホイットニーへの追悼の後、会場全体で黙祷を捧げる事から始まった。しかし、略毎年グラミーのステージを観ているが、此方…

却下される「訴え」: Shirin Neshat's "OverRuled."

グラミー賞授賞式の前日の今日、筆者の丁度10日後に生まれた天才シンガー、ホイットニー・ヒューストンがビバリーヒルズのホテルで亡くなった。今日は、彼女の曲の中で最も好きだった「Saving all my love for you」を思い浮かべながら、このダイアリーを記…

「ホワイトハウス・ロマンス」、そして「日本・韓国美術オークション」スニーク・プレビュー。

ここ数日、ニューヨークのテレビで話題に為っている、1人の女性が居る。その女性とはミミ・アルフォード、69歳。白髪で品の有る知的な雰囲気の女性なのだが、彼女が今何故話題になっているかと云うと、自身の「或る過去」に就いての本を出版したからだ。その…

時差ボケによって生じた、早朝の4時間の為の「活字ルネッサンス」。

素晴らしいニュースが入って来た!そのニュースとは、「ローザンヌ国際バレエ・コンクール」で17歳の菅井円加さんが優勝した事だ。新聞記事に因ると、菅井さんは「コンテンポラリー」部門でも優勝したそうで、此方の方が個人的にはかなり嬉しい。菅井さんは3…

「本物」の中の「贋物」と、「贋物」の中の「本物」。

3月のオークションのカタログ制作も酣…と云うよりも所謂「デッド・ライン」なので、今週末も休みが無い。夜は夜で、時差ボケで起きてしまう夜中には、亡き父の「偲ぶ会」関係のメールや、カタログ・デッドライン終了後に今度は東京での下見会や、日本での新…

クリスティーズ、2011年度の「成績発表」!

やっとニューヨークに戻って来た。昨日のニューヨークの最高気温は何と摂氏16度で、2月だと云うのに、道行く人にはTシャツ姿の人迄見える…この「極端さ」もこの街の魅力の1つで、それ位の対応力が無いとこの街では生きていけない、と云う事なのだろう。そん…