2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アートは『変容』である。

上記タイトルは、記録映画「CHRISTO IN PARIS」の中での、現代美術家クリストの言葉。ミッドタウンの「21_21 DESIGN SIGHT」で開催中の、「クリストとジャンヌ=クロード展」を観て来た。クリストの「制作資金源」と成っているドローイング作品は、星の数ほど観ている…

幼友達。

昨日は結構忙しく、多くの顧客、関係者と会う。夜は久々に両親、そして三代家族ぐるみでお付き合いさせて頂いており、筆者も幼少の頃から、大変お世話になり御指導頂いたY先生のご家族と、Y先生も大好きだった代官山「O」で会食。Y先生が亡くなられて、もう6…

「能」の将来。

「人間ドック」から帰って来た昨日の晩は、能楽小鼓方大倉流十五世宗家の大倉源次郎先生、シテ方観世流能楽師で「銕仙会」の馬野正基さん、長山桂三さん達と「神田いるさ」で食事。残念ながら筆者は行けなかったのだが、昨晩は宝生能楽堂で「銕仙会」公演(観世銕之…

「自己体内で観るアート」?

人が自分の「体内」を観る機会は、何れ位有るだろうか?実は昨日今日と、毎年恒例の「人間ドック」に入って来た。そして此れも毎年恒例の、胃と大腸の「内視鏡検査」を受けたのだった。いやはや、この検査は何回やっても馴れない。何しろ痛いし、前の晩はゆっくり…

下見会終了。

昨日下見会が終了した。2日間で、78名の方(今回は宝生と金剛の宗家も)に来て頂いたのだが(来場者の皆さん、有り難うございました!)、100人位は…と考えていたので、正直一寸残念。今回は、「屏風二双」と「能面七面」だけの展示だったので、ラインナップに魅…

「PREVIEW」 & 「TOHAKU@TOHAKU」。

昨日から、当社東京オフィスにて「オークション・プレヴュー」が始まった。因みにこの下見会は今日11時から、18時で終了するので、ご興味の有る方は是非。 今回の出品作は、「吉野山図屏風」(16世紀・紙本金地著色・六曲一双:35-40万ドル)、「沼池水禽図屏風」(…

ガチムチでシットリとした「夜咄」。

昨日は時差ボケの為、朝4時に起床。何時もの様に神田明神に参拝した後は、近所に在る行き付けの「ロイヤル・タッチ」(競走馬の名前)で、マッサージ。しかし院長のO氏から、5月に「柏」に移転してしまうとの衝撃の告白…非常に残念である。しかし、このO氏のマッ…

「松本清張」@ANA009便。

昨日、日本に着いた。ニューヨークを発つ前の晩は、友人2人を自宅に呼んで「お袋の味」ディナー。ゲストは写真家GとアーキテクトSで、メニューは妻渾身の「ジャガイモと骨付き鶏の煮込み」や、「豚しゃぶサラダ」等々。流石男子3人、ガツガツ食べて飲み、「アート」…

テロリズムの萌芽:「The White Ribbon」。

三連休の最終日、朝の「妻のTV出演」後は、その妻と連れ立って「The White Ribbon(Das Weisse Band)」を観に行った。この「The White Ribbon」は、2002年にカンヌ映画祭の「審査員グランプリ」に輝いた、筆者も大好きな名作「La Pianiste(邦題:ピアニスト…

「新年快来 虎年大吉」@前波画廊と、妻の「テレビ出演」。

今日もN.Y.は「雪」である。本当に今年は良く降る・・・。三連休初日の土曜日は、前の晩の体と胃の疲れも取れないまま(笑)、妻とチェルシーに在る中国現代美術ギャラリー「Chambers Fine Art」での、「チャイニーズ・ニューイヤー・レセプション」に行って来…

上品な一日。

デッドラインが終わった事と、明日からニューヨークは三連休な事も有り、金曜の午後の仕事は「全く」ヤル気無しで半休を貰おうかと(笑)。そこで、現在NYは「ファッション・ウイーク」でも有るので、A姫から紹介されたデザイナー「TESS GIBERSON」の「FALL …

「イヴ・クライン」と「最も小さく、高額な絵画」の夜 :現代美術イヴニング・セール@ ロンドン。

大雪の昨日とは打って変った晴天の今朝、才能溢れる英国人デザイナー、アレキサンダー・マックイーンがロンドンで死去した事を知った。40歳であった。このニュースは、今朝早くから「ファッション・ウイーク」のニューヨークを駆け廻り、色々な憶測を呼んで…

「小説家」と「男」の死。

今日のニューヨークは大雪である。きっとファッション・ウイーク取材の為に昨日この街に着いた、某メディアの方のせいかも知れない(笑)…。今朝も35分掛けて、エッコラとオフィスまで歩いてきたのだが、実は大雪の朝は嫌いでは無い。滾々と舞い落ちる雪は、…

「一瞬」の希望:「A Single Man」。

日曜日は、妻がダンス・クラスに行っている間に、やっとチェルシーの劇場で「A Single Man」を観て来た。行ってみると、映画館は何しろ満員、しかも予想された如く「ゲイ」のカップルで一杯であったのだが、この現象はこの作品の監督の話題性、作品テーマを…

「ジャック・ブラック」によろしく。

「ジョー・ブラック」でも「ブラック・ジャック」でも無い、「ジャック・ブラック」である。この「ジャック・ブラック」と云う名前を聞いて、直ぐに顔が思い出せて、しかも彼が好きだと云う人とは、友達になれそうな気がする・・・(笑)。この40歳の「怪優」は…

今の「職業」に満足してますか?

やっと、3月のセールカタログを校了した!157ロット、最も高い李朝染付大壺(50万ー70万ドル)を筆頭に、中々のラインナップ。後は売れるのを待つだけだが、暫しの休憩である。実は今日は、或る事に関するダイアリーを書いていたのだが、その事とは別に「思…

「口説く時」は軽やかに、あくまでも軽やかに、しかし情熱的に。

昨日は、夜までカタログのプルーフィングに明け暮れたが、やっとの思い出でオフィスを抜け出し、リンカーン・センターの「ALICE TULLY HALL」へと走った…ガリック・オールソンのピアノ・ソロ・リサイタル「ALL-CHOPIN PROGRAM」を聴く為である。このリサイタ…

嬉しい「ハズレ」:「ロンドン・イヴニングセール」の結果速報。

昨晩は、当社ロンドンで「『印象派・近代絵画イヴニング』+『シュール・レアリズム絵画』」セールが開催された。結果は驚く程の上首尾で、オークションに掛かった全ロットの81%、ヴァリューでは91%売り、69点で7683万英ポンド強(約110億6千万円)を売り上…

It's Already the End of the World : Brian Alfred @Haunch of Venison

昨日はHaunch of Venisonで開催されている、ブライアン・アルフレッドの展覧会「It's Already the End of the World」を観てきた。この作家はピッツバーグ生まれ、現在はブルックリンで制作をしている35歳のアーティストで、今回の展覧会は彼の14の絵画、コ…

VIVA ITALIA !! : Palazzo della Elizabeth e Cantante italiano rispettato.

先週末は激寒の中(マイナス7度ー10度)、カタログ・デッドラインの為、土日とも出勤で疲労困憊。これも今度の金曜までの辛抱である・・・。先ず土曜はオフィスで頑張った後、「エリザベス宮殿」でA姫と伊太利より到来のP王子(と云うか枢機卿?:笑)に拠る、…