2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

N氏のバースデーと、「ダリル・ジョーンズ」との一夜。

今日は朝から、雹や雪混じりの暴風雨。ここ2週間以上休んでおらず、オークションも終わり、また「年休」も溜まりっぱなしなので、もう休んでしまおうかと本当に悩んだのだが、意を決して「遅刻」にした。「休んじゃおうか」と思ったのには、実はもう一つ理由…

「ASIA WEEK」終了…そして、NO.1は?

長かった「ASIA WEEK」が終了した。一部関係者の間では、余りに忙しすぎるので、次回からは「ASIA WEEK」とは呼ばずに「ASIA 2 WEEKS」、若しくは「ASIA MONTH」と呼ぶべきだ、との声も有る(笑)。さてその最終日の昨日は、友人で顧客でも有るC&Rのカップ…

恐ろしい、「中国美術市場」。

昨日は、オークションで売れなかった作品を頑張って売った。これは「アフター・セール」と呼ばれ、エスティメイトよりも安く売る事に為るが、それでも売りたい顧客もいるので、意外と成立するのである。昨日は10万ドルつけて売れなかった屏風が9万ドルで売れ…

ギフト。

昨日の朝、岳父が日本へ帰って行った。20数年振りのNY滞在は、岳父にとっても色々な意味で大変だったと思うが、アーティストとしては、かなりエキサイティングな想い出になったに違いない。これが今後の制作活動にどう生きるか、今から楽しみで有る。その朝…

オークション終了!

昨日、筆者の担当する「日本・韓国美術オークション」が終了した。その前に、実は昨日の朝、友人A氏から素晴しいメールが飛び込んで来たので、今日はその事から。そのメールは、正直昨日の「セール」とは「全く」関係の無い内容だったのだが、筆者が年頭の目…

All Things Art Asia:Benefit dinner@Asia Society.

下見会もいよいよ大詰め。昨日位から、ちょっと「良いニュース」も飛び込んできているので、少々期待も出て来た…「李朝染付壺」や「地獄太夫」も、良く売れるだろう。この下見会も終盤になると、当然「セールス活動」が活発化する。ASIA WEEK中の、星の数ほ…

The Practice of Chanoyu Today@CHRISTIE'S.

下見会も半ば過ぎの日曜日は、午後から当社に於いて「現代に於ける茶」に就いての、「レクチャー&デモンストレーション」を行った。この「レクチャー&デモンストレーション」(デモンストレイティング・レクチャーと呼ぼう)は、武者小路千家十五代家元後…

「一服の茶」の力。

昨晩は下見会後、アッパー・ウエストサイドに在る、顧客のN夫妻宅でのディナーに参加。出席者はN夫妻の外、A大学で日本美術史を教えるS教授と、その妻でB美術館日本美術学芸員のA女史、S美術館のL女史、そして義父、妻、筆者の8人。N夫妻の料理好きは有名で…

下見会開始。

昨日は、下見会のセット・アップも終わり、夕方からはプレス・ビューイング。これは、今日からの下見会を前に先にプレスに作品を見せて、記事にして貰おうと云う狙いだ。吉野山図屏風、現代茶碗の説明と、日曜に開催される茶のデモンストレーションの話をし…

CONTINUITY & CHANGE:十二代三輪休雪@Japan Society。

昨日は、ニューヨークが或る意味「1年で最も危険な街になる」(笑)、アイリッシュ達のお祭り「セント・パトリックス・デイ」であった。「緑の生き物」達が真昼間から笛を吹いたり、パレードをしたり呑んだくれたりで、通常営業の我々に取っては甚だ迷惑な話…

緊急告知!!

3月17日(本日:水)18:30ー 萩焼の現代美術家、十二代三輪休雪に拠る「伝統と革新」に関するレクチャーが開催されます。レクチャー後はレセプションも有り、作家本人と会うチャンスも。 お問い合わせはジャパン・ソサエティー(212−715-1258)迄。 3月19日…

「東洋美術週間」、始まる。

やっと、NYも暖かくなって来た…今週末などは、何と19度の予想が出ている程だ。そんな中、毎朝オフィスまで歩いて行く途中に、或る「楽しみ」が出来た。それは極最近、マンハッタンの街角のサインボードを飾り始めた「ブルガリ」の広告の事なのだが、其処では…

日本で読んだ、幾つかの本。

この所ニューヨークはずっと雨模様で、ジットリとした天気は、只でさえ時差ボケでシャンとしない体調の悪さに、これでもかと拍車を掛ける。クリスティーズでも、明日から下見会のセット・アップが始まり、NY中の東洋美術を扱うギャラリーも「ASIAN ART WEEK…

KUNIYOSHI@Japan Society.

いよいよ、来週金曜から始まる下見会も近づいて来た…。「コンディション・リポート」の問い合わせ等も増え始め、「アブセンティー・ビッド(事前入札)」に拠って既に売れている作品も有るのだが、全てはこれからである。そんな中、昨日はこの春の「Asian We…

Great Film Directors@ANA10便。

昨日NYに戻り今日から出勤、16度と云う余りの「暖かさ」に吃驚する。それと共に、NYに戻っての「初出勤日」には何時も感じるのだが、昨日まで東京に居た筈なのに、今何故カモメの姿を視界の端に捕らえながら、ヘルズ・キッチンの街並を歩いてオフィスに向か…

「ガチムチ・イタリアン」と「米国的」アカデミー賞。

今日これから、ニューヨークに戻る。帰ったら直ぐに24日に開催される、オークションの準備に入るので、休む暇はない。昨晩は、今東京で一番お気に入りの、神宮前に在るJUNTAのイタリアン「B」で食事。JUNTAを巡る「人の縁」に驚きながら、「白魚とカラスミのパス…

「余白」を持ったギタリスト。

昨日は友人のクラシック・ギタリスト、益田正洋君のリサイタルに行って来た。場所は代々木公園の「HAKUJU HALL」、サイズも音響も素晴らしい会場である。益田君との出会いは、以前此処で記したので繰り返さないが(拙ダイアリー「テロと『アランフェス協奏曲』」…

オトナの課外授業。

「オトナの課外授業」と聞いて、何と無くイヤラシイ事を想像した人は、本当にイヤラシイ人である(笑)。残念ながら、そうでは無い(笑)…昨日はオトナの男3人組で、「御名残三月大歌舞伎」を観に行ったのだった。メンバーは、ニューヨークの友人で、レム・コー…

「白隱フォーラム in 東京 2010」。

昨日は、神田の學士会館で開催された、上記シンポジウムに参加して来た。このフォーラムは、花園大学国際禅学研究所が主宰しているもので、今回が3回目。昨年はニューヨークでも開催、また非常に立派な図録も出版され、最近の「白隱」研究は益々加速している…

「80年代な夜」@ビルボード東京。

昨日の夜は、六本木のミッドタウンに在る「ビルボード・ライヴ東京」に、ちょっと懐かしい「フュージョン」を聴きに行った。一緒に行ったのは、作家のH氏夫妻で、流石H氏は学生時代にギタリストをしていただけ有って、クラシックのみならずロックやジャズ・フ…

昔持っていた夢。

昨日の午後、ポッカリと時間が空いたので、「或る事」を一時間だけする事にした。それは「ピアノ」である。一応3歳の時から先生に家に来て貰い、「末はクライバーンか!」(当時彼はスーパースターで有った)と親も勝手に期待していたのだが、レッスンから脱…

「大倉會」@セルリアンタワー能楽堂。

昨日は、セルリアンタワーの能楽堂で開催された、「第三回 大倉會 研究公演」へ。この会は、小鼓方大倉流宗家及び大鼓方大倉流宗家預りの、大倉源次郎先生が主宰されている、能の「囃子」の研究会である。先生に依ると、2-3月は所謂「能閑期」(笑)だそうで…