2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の信用。

日本でも当然かなり報道されているだろうが、アメリカでは「TOYOTA」がエラい事になっている。TOYOTAは毎週金曜の朝、当社のお隣さんであるNBCの朝の番組「TODAY」の「大物アーティストによるライヴ」のコーナー・スポンサーをしているのだが、その番組のニ…

「超絶」:Taka Kigawa@(LE)POISSON ROUGE。

いきなりだが、寒い…。今日のNYの気温はマイナス4度からマイナス9度、だが風が強い為、体感温度は「マイナス17度」との事。この中を片道30分歩いて働きに来るのだから、もう「根性」以外の何物でも無い(笑)。昨晩は激寒の中、NY在住のピアニスト、TAKA KIG…

WORLD ART WEATHER NEWS 2010.

昨晩は友人の英国人S夫妻と、イタリアン・レストラン「C」で食事。Sは筆者が12歳頃からの知り合いで、云ってみれば「ニューヨークの叔父さん」である。この「C」は嘗て「L」と云う店だったのだが、「C」になって本当に美味しくなった。アペタイザーのオリー…

破壊された「アート」と、破壊した「人」。

先日新聞で、メトロポリタン美術館に展示中であった、ピカソの1904-5年頃制作のローズ・ぺリオドの傑作「ACTOR」が、レクチャー中にバランスを崩した来館者に因って、カンバスが破かれたと云うニュースを知った。METに拠ると、構図的には支障の無い部分の裂…

Haruko Nara Group@Blue Note:「アフリカへの想い」。

ニュースで、両親が日本人でアメリカ生まれの16歳のフィギュア・スケート選手が、「アメリカ代表」としてバンクーバー五輪に出場する事に為った事を知った。彼女は16歳なので未だ「二重国籍」保持者なのだが、将来どちらの国籍を選ぶか判らないが、個人的には…

「初釜」と「激論:メキシカン宴会」。

昨日はオークション・カタログの制作、作品調査等、マジ忙しかったのだが、そんな多忙の中、午後はアッパー・イースト・サイドで東洋古美術を扱うギャラリーを営む、柳孝一氏主催の毎年恒例「初釜」に、妻と御呼ばれであった。エレベーターを降りると目前に…

境界を無くした建築物。

昨晩は、チェルシーにあるギャラリー「Danziger Project」での展覧会、「THE YEAR IN PICTURES」のオープニング・レセプションに行った。行ってみると既に人が外まで溢れ返り、大盛況な様子・・・こう云ったエネルギーが、チェルシーは素晴しい。さてこの展覧会…

「オークション・カタログ」は、永遠に不滅です(と思う…)!

寒さは緩んでいる今日此の頃だが、来月頭に校了すべきオークションのカタログ制作が、佳境に入っている・・・もう頭がはちきれそうである・・・。そんな中、古い英国人の友人と昼食を取る為に5番街を歩いていたら、セント・パトリック教会の入り口付近で、オペラの…

最近私を「憂鬱」にさせた、3つの事柄とその対処方。

その3つとは、以下の通り。憂鬱1.「知能の高低差」:映画「The Cove」和歌山県太地町での「海豚虐殺」の実態を描いた、「反捕鯨団体」に拠るドキュメント映画をDVDで観た。アメリカでは、この作品のTV・コマーシャルをやる程感心が高く、このDVDを貸してく…

これぞ「ジャズ」!:JOE SAMPLE TRIO@BLUE NOTE。

昨晩は顧客カップルのご招待で、久々にカーネギーの隣の「Russian Tea Room」に食事をしに行った。このレストランは偶に行くと、キッチュなセンスのインテリアが意外と好きで、食事もヘビーでは有るが不味く無い。しかし、この店でそれ以上に素晴しいのは、…

「許せんインチキ」と「許せるインチキ」。

ネットで日本の新聞を読んで、驚いた。元阪神のエース・ピッチャーだった、小林繁氏が死去したとの事。まだ57歳であったらしい。若い人はこの人の事を殆ど知らないだろうが、当時筆者に取って小林投手は、「精神的ヒーロー」であった・・・こんなに「男気」の有…

アートで儲けるには、どうしたら良いか。

一昨晩はジャパン・ソサエティーで、毎年恒例の「新年会」に参加。「日本のお正月をNYで」と云う事で、獅子舞有り、御節やお雑煮有りで、皆さんホロ酔い気分。桜井理事長や西宮総領事、その他諸々の人との新年のご挨拶に歩き回り、3月のオークションに何が出…

能の面(おもて)。

「能面」とは不思議な「美術品」である。勿論「能」と云う芸能に使用される「道具」の一であるが、能役者の間に於いて非常に「神聖」な取り扱いを受け、奉納されている神社等でも、その「能」が元来神事で有った事から、本当に大切にされて来ている。が、そ…

大江健三郎とキース・ジャレットの「TESTAMENT(遺言)」。

2人の、全く異なる分野のアーティストの「新作」を「聴き」「読了した」ので、今日はその事を。先ずは昨年出た、キース・ジャレットの新作「Testament」。この作品は、2008年の年末に行われたパリとロンドンでのライヴ収録盤で、パリのライヴを実際に聴いた…

男にとっての「この世で最も贅沢な悩み」:「NINE」。

土曜の夜は、友人のアーキテクトS氏が日本から帰国したので、彼の時差ボケ防止の手伝いも有って、A姫、ヘア・デザイナーのMちゃん、そして妻の総勢5人で食事。行ったのはチャイナタウンに在る「GOLDEN BRIDGE」で、ハプニングも色々有ったのだが、目的の「エ…

雪の日の「詩」。

オフィスの目の前の「ロックフェラー・ツリー」も撤去され、正月気分も漸く無くなったが、ニューヨークの厳しい冬は、これからが本番である。今日は朝から小雪が舞い、夕方から明日に掛けて大雪の予報が出ている。こんな金曜の午後は、オフィスに居ても仕事…

「枕絵」と「現代茶碗」の行方。

寒さも厳しくなるに連れて、3月24日に開催予定の「日本・韓国美術オークション」の締め切りも近づいて来た。現在の所、日本・韓国セクション合わせて150ロット前後集まっており、エスティメイト(落札予想価格)の総計は400万ドルー520万ドルという具合なの…

卓上カレンダーは、いつも「6月」。

昨年末来、今年も「カレンダー」を色々な所から頂いた。今筆者のデスクの上に、或る卓上カレンダーが置いてあるのだが、そのカレンダーはまだ新年6日にも関わらず、もう既に「6月」になっている。それは何故か?実はこの卓上カレンダー、友人のA氏から昨年末…

「地獄の初釜」。

昨日は昼から、小雪の舞い散る寒い日曜日で有ったが、気の置けない友人8人を呼んで、「地獄の初釜」をした。何のこっちゃと思う方の為に簡単に説明すると、我庵はマンハッタンのウエストサイド、通称「Hell's Kitchen(地獄の台所)と云う地域に在り、その名…

「世界で一番古くて新しいもの」。

皆さんの年越しは、如何でしたか?・・・何しろ「21世紀」になって早9年、そして筆者も今年の3月で「NYに来て」丸10年、時間の経過の速さとは、全く驚き以外の何物でも無い。タイムズ・スクエアでの恒例のカウント・ダウンは霙混じりの雨の中、それでも信じられ…

HAPPY NEW YEAR from New York.

「新しき 年の始の 初春の 今日ふる雪の いや重け吉事(しけよごと)」 by 大伴家持明けまして、お目出度う御座います。本年もこのダイアリー、宜しゅうお頼み申し上げます。