幼友達。

昨日は結構忙しく、多くの顧客、関係者と会う。

夜は久々に両親、そして三代家族ぐるみでお付き合いさせて頂いており、筆者も幼少の頃から、大変お世話になり御指導頂いたY先生のご家族と、Y先生も大好きだった代官山「O」で会食。Y先生が亡くなられて、もう6年…今の民主党政権をご覧になったら、何と仰るだろう…。

食事後は、新宿へと急ぐ。3年振りに3人の同級生、と云うか「幼友達」と久々に飲む為である。

筆者は、東京九段に在るカトリック一貫教育の男子校、「G学園」に幼稚園の年長から高校迄通った。昨晩会った友人の内2人は、初めて会ったのが幼稚園なので「5歳」、もう1人は小学校からなので「6歳」からの付き合い…何と既に40年以上友達であるが、クサレ縁と云えない事も無い(笑)。

彼らは、筆者の「2回」の披露宴に「2回とも」出席し「2回とも」御祝儀迄くれた、何と云うか涙無くしては会えない男達なのであるが(笑)、もう「親友」等と云う陳腐な言葉では言い表せない、謂わば「人生そのもの」的な存在なのだ。

イベント会社の福岡支店長、コピー機会社勤務、詩の出版社「思潮社」専務をしている彼らとは、何時も近況報告や昔話で盛り上がるのだが、昨日は同級生の「ゴシップ」も色々と出た。驚いた事に、同級生初の物故者も居たりしたのだが、ある「変わり者」の同級生の話題も…それは「片山君」の事であった。

この「片山君」とは何を隠そう、筆者がつい最近読了した「クラシック迷宮図書館」の著者、「片山社秀」君の事で、彼も6歳からの「G学園」の同級生なのだ。

片山君は、昔から良い意味での所謂「変わり者」で、妹さんがアイドルにスカウトされる位に可愛いかった事と、高校時代から博覧強記として有名で、歴史部所属、高2の時は生徒会長を勤め、慶応法学部から明治の院に進学。日本右翼史等をやっていた筈だ。

この「クラシック…」でも片山君は、「もし1939年に『フルトヴェングラー&ベルリン・フィル』が来日していたら、『君が代』や『海ゆかば』が演奏されたかも」(「フルトヴェングラー 幻の東京公演」)と云う、「極右」の筆者に取って、余りにも魅惑的な説を記している(笑)…流石である!

片山君の話や、2級下で「聖歌隊」で一緒だった、今を時めく俳優「香川照之」君の噂など話題も尽きず、しかし「幼友達」との久々の飲み会は、笑いと毒舌の内に終了。

「子供時代」と「青春時代」を共有している友人は、「秘密保持」の為にも誠に大事である(笑)。