一服所望!?

9月17日のオークションの為のカタログもいよいよ大変。撮影や原稿書きなど手が何本あっても足りない。

そして今日は、先日宗教美術の紹介をしたが、茶道具を紹介しよう。今年はお茶に関わる事が多く、そういう年に限って全く意図せず茶道具が集まるので、不思議といえば不思議だ(ご縁です)。で、今回はワン・コレクションの出品なのだが、まず楽代々の茶碗(長次郎と当代はない…残念!一度は世界に問うてみたいのだが)をご紹介。状態も良く、直ぐ使えるものばかりです。

ノンコウ:黒筒茶碗 銘「月ニ猿」
宗入:黒茶碗 銘「千鳥」、黒平茶碗 銘「鵜舟」
左入:黒茶碗 銘「雪の友」、赤茶碗 銘「雪だるま」
長入:赤茶碗 銘「老松」
得入:赤茶碗 銘「福の神」
了入:黒茶碗 銘「千年友」、赤茶碗 宝船写し
旦入:黒茶碗 銘「杜若」、黒井戸茶碗 銘「暁天」、赤茶碗 銘「寿山」
弘入:黒茶碗 ノンコウ写し

その他、斗々屋茶碗銘「松岡」、金輪寺茶器、八角茶器銘「野風」、祥瑞皿10枚セット、義山(ギヤマン)鉢、根来盆、呉須赤絵鉢、天龍寺青磁端反鉢、浄益灰落とし、法隆寺古材炉縁、久以木地炉縁、大亀和尚円相軸、伝光悦和歌懐紙等出品される。がしかし、目玉は…

利休茶杓(宗旦筒、箱)
唐物茶壺 銘「千種」(藤田家伝来、利休文付き)

なのである。この2点は箱や伝来もシッカリ、値段もちょっとシッカリ。下見会中にこれらを使用しての、簡単な茶会を企画中なので、実現したら一服飲みに来て下さい!

今晩はこれから、NY、いや米国に於ける日本美術界最重鎮の村瀬実惠子先生、織物作家の植木多香子さんと、最近イースト・ヴィレッジに出来た評判の精進料理、「KAJITSU」にて食事予定。濃いメンバーである・・。

腹が膨れなくても、帰りに一風堂に立寄らぬ様注意せねば…あぁ、ヤダヤダ。