「ノウエ」と「ユウ」。

今日のダイアリーのタイトルは、勘の鋭い人以外には全く意味が判らないと思うが、それは後程明らかになるので悪しからず。

今日のテーマは、数人の友人から「一体、何時書くのだ!」と騒がれ続けて、それならば「鬼の居ぬ間」に書いてしまおうかと考えていた、「蒼井優」に関する話である。がしかし、今日は「蒼井優論」を記す気はない。では何かと云えば、現在日本に帰国中の妻からさっき来た、或るメールの事なのである…。

何を隠そう筆者は、計3名のみ在籍の「NY優ちゃん会」会員NO.2である。会長は現在日本へ帰国した、ちょっと特種なアーティストなのだが、ご本人は帰国後の多忙を極める中、相変わらず優ちゃんと出会う為に、あらゆる手段を尽くしているらしい(との風の噂)。彼は珠にSOSを出したりするが、将来は家の嫁にと思っている様だ。最後の会員NO.3は、腕の良いミュージシャンで、NYにて音楽活動をしている。年齢からすると一番優ちゃんに合っているかも知れないが、他の会員が許すかどうか(笑)。余談だが、会長とNO.3は最近日本の「冥土の土産」で盛り上がったらしい。

さて対する我が妻は、知る人ぞ知る「反・優ちゃん会」である。我々が「優ちゃん」などと口走ると、露骨にバカにした顔つきになり、「個人的に知りもしないのに、何が『ちゃん』なのよ(怒)!」と叫んだり、「あんなブルマー女優の何処が、良いんだか…(嘆・怒)」と呆れ顔になったりする。そういう本人も大ファンである「教授」の事は、「坂本『さん』」等と呼んでいる…如何にも女性は不可解だ。

事の発端は、東京の家に置いてあった蒼井優の「写真集」であった。その写真集とは、東京の同僚が彼の奥さんの伝手でゲットし、プレゼントしてくれた台湾スイーツ紀行写真集「回転テーブルはむつかしい」である。この写真集の優ちゃんは、誰が何と言っても可愛い。本当に可愛い。食べちゃいたい位である。

これ以上云うとリアルに離婚されそうなので、この辺で止めて置くが(笑)、本当に素晴しい写真集なのである。そして、この写真集は別に隠しておいた訳では無く、嵩張る為NYには持って来ず東京に置いておいただけなのだが、今回一人で帰国した妻がそれを見つけてしまったのだ。

想像するに、恐らく発見から1分と経たずに「ところで、あの写真集は何?」とのメールを打ったのだろう…。さて実は妻は昨晩、友人の某化粧品会社のクリエイティブ・ディレクターを務めるA氏と食事をしたのだが、その時も「優ちゃん」の話が出たらしい。A氏は筆者が熱烈なる「優ちゃんファン」である事、そして妻が「反・優ちゃん」の急先鋒である事を熟知しており、悪い事には彼本人も「蒼井優、可愛いよね」と実は思っている(そう筆者は確信している)。

妻によると、優ちゃんの話が出た時にA氏は、モゴモゴしていたと言う(笑:Aさん、嘘だったら御免)。その上A氏の会社では優ちゃんをCMに起用していることから、もし機会が有ったら「孫一さん江」と書いた色紙を貰って来ると云ってくれたそうだ(鶴首するだに待ち遠しい)。そんな事があった翌日、時差ボケで真夜中に起き出した妻が、写真集を発見した瞬間の「顔」を想像してみると…キャー、怖ろしい!!

ここで「ノウエ」の答え発表タイム。ヒントは妻の以前の職業、そう能楽師である。能で「ノウエ」と云えば、「葵上(アオイノウエ)」、シテ(主人公)は六条御息所、嫉妬に狂い亡霊と化し、葵上を苦しめ死に至らせる話である。妻の顔はその顔となり、「アオイノウエ」と「アオイユウ」、同じ「アオイ」でもこうも違うか!というお話。

お後が宜しい様で…(立川談笑風に)。