栗のスフレと「歌謡曲ナイト」。

昨日は、昼間はアッチ行ったりコッチ行ったりだったが、夜は久々に両親と、最近社会人入学で大学に受かった従姉の娘(従姉半?)と、レストラン「O」で食事をした。

このレストランとは、お互い親子三代の付き合いで、厳選された素材を使って、洋風懐石の様に小皿料理をサーブする、知る人ぞ知る店である。ここのムッシュ(シェフ)は、以前は短気を出して、ヘマした若いコックを蹴飛ばしたりしていたが、最近はパリのピエール・ガニエールの元で修行していた息子が帰って来た事も有り、中々機嫌が良い。

八種前菜、パン、大盛ポタージュ(クルトンも死ぬ程ウマイ)、フィレ・ステーキ、付け合わせ野菜まで全部美味しかった。そして極めつけは、この季節しか出て来ないデザート、「栗のスフレ」である。81歳になった筆者の父は、今でもフル・コースをペロッと食べてしまう、アンビリーバブルな強者老人だが、ここの「栗のスフレ」が大好物で、数年前にはフルコース食後に、何と三個「一気食い」した程旨いスフレなのだ。あー、ホントに旨かった。

食事を終え、両親と「暫しの別れ」をした後は、学生時代の友人達が一晩限りで企画している「歌謡曲ナイト」へ急ぐ。場所は駒場東大前の二階建てのバーで、DJブースもある。今回は友人2人が皿を回す事になっていて、一人は元学生フットボールの有名クォーター・バックで、現在はM地所勤務のT、もう一人は銀座の有名老舗キャバレー「白いバラ」のオーナーO氏である。店に着くと、既に多くの人が飲んで踊っており、掛かっていた曲は懐かしのキャンディーズ、「ハートのエースが出てこない」であった!ウーム、歌う準備をせねば、と気合いが入った。

曲と共に、懐かしい友人も多かったのだが、今回は女性が圧倒的に多く、平均年齢は恐らく42-3歳であろうか?驚くべき事に、今回筆者は大モテで(笑)、がしかしその理由はと云うと、要は40代独身女性からの「男性の紹介」「合コン」依頼なのだった…東京もNY同様、ストレートな(ゲイでない)独身男が少ないらしい。こういった女性達は、仕事も持ち外見も悪くなく、何故彼氏がいないのか、筆者にはホントに不思議なのだが、何方か興味有る方いらっしゃいませんか(笑)?

それでも「歌謡曲ナイト」は続き、ゴダイゴ(例えば『ガンダーラ』)、郷ひろみ(例えば『よろしく哀愁』)、清水健太郎(例えば『失恋レストラン』:彼は犯罪者であるが、筆者は高校時代に『似てる!』と云われていた)、松原みき(『真夜中のドア』)に石川セリ(何だっけ…渋すぎる…)、もう単なる「踊るカラオケ」状態であったが、帰る頃には外まで人が溢れる位の大盛り上りであった!

楽しい日本も、もう終わり。明日NYに戻る。