「ガチムチ・イタリアン」と「米国的」アカデミー賞。

今日これから、ニューヨークに戻る。帰ったら直ぐに24日に開催される、オークションの準備に入るので、休む暇はない。

昨晩は、今東京で一番お気に入りの、神宮前に在るJUNTAのイタリアン「B」で食事。JUNTAを巡る「人の縁」に驚きながら、「白魚とカラスミのパスタ」等の絶品料理に舌鼓…マジ美味かった。この店では「ガチムチ」JUNTAのキャラが、只でさえ美味い料理を「より美味く」している…次回来日時には、二丁目での「どっちがモテるか、ガチムチ対決!」を約束して、店を後にした。しかしそれまで彼には、ツイッターでの「発言」に、是非注意して頂きたい(笑)。

さて、昨日は「アカデミー賞」の授賞式があった。筆者的には「予想通り」の結果で、「アバター」は非主要部門の受賞に留まり、「ハート・ロッカー」が作品・監督・脚本等のメイン部門のオスカーを手中にした。

アバター」の様な、一般大衆向け「最新技術」満載の大ヒット作品が無ければ、「ハリウッド」が存続出来ないのは確かな事実だが、こと「作品賞」に関して云えば、作品の芸術性、特に映画と云う芸術の最も核となる「脚本」の出来に、かなりのウエイトが掛かってくる筈なので、この作品が「作品賞」を逃したのは、致し方無いだろう。

それに対して受賞作「ハート・ロッカー」は、「イラク」「アフガン」を未だに経験中のアメリカが持つ、「愛国」「反戦」支持層のみならず、こう云ったマッチョな題材の作品を「女性監督」が撮ったと云う「フェミニズム」支持層迄をも獲得したのだから、非常に「米国的」な「作品賞」に最も相応しい作品で有ったのだろう。女性監督初の監督賞と云うのも、今更と云う感じだが、次は「黒人監督初」を期待したい。

そして個人的に非常に残念だったのは、コリン・ファースが主演男優賞を、そして「ホワイト・リボン」が外国語映画賞を獲れなかった事と、サンドラ・ブロックが主演女優賞を獲った事だ…しかし、これも「アメリカ的」と云えるか(笑)。

何れにしても、極めて「米国的」アカデミー賞の結果で有ったと思う。

さぁ、現実に戻らねば!