「経済政策研究会」出席。

日本出張も佳境、気張らねばならないが、今回はやはり円高の影響も大きく、品物が中々集まらない…:涙)。

そんな中、朝から1時間電車に乗って、某美術館に寄託されている、浮世絵のコレクションを観に行った。
玉石混合だが、国芳や新版画の様な「売れ線」も多く、最近とんと浮世絵が出て来なくなった事も有り、是非とも獲りたいコレクションである。エスティメイトが納得されると良いが…。

帰京後の午後は、前の日に観れなかった「茶」の大名品を、滔々拝見。此処に記せ無いのが本当に歯痒いが、しかし恐ろしく迫力が有り、「ガチムチ」且つ過去の記録にも残る、面白いモノだ。既に価格提示もしたが、どうなるか…神に祈る気分である。

もし出品となれば、海外オークション史上、その分野での最高のモノになるのは間違い無い…ニューヨークで再び「茶会」を催すか等と、夢想するだに楽しい。

夜は、前日ランチをしたK氏の依頼で、彼の主宰する「経済政策研究会」にゲストとして参加。

メンバーはK氏と筆者の他に、代議士秘書2人、民放経済部長、キャリア官僚2名(金融庁内閣府)、郵貯機構部長、出版社編集2名、某代議士子女、民間金融4名、外国人日本画家(!)、そして落語家が1名ずつの計17名。

中には、昔ニューヨークでお会いした事の有る方や、弟の店に来て頂いた事の有る人も居て、此処でも「縁」頻り。

「日本の伝統」、名刺の交換が済み、K氏の開会の挨拶を合図に、一斉に食事と会話が始まる。何しろ、皆さん好奇心旺盛で質問も鋭く、答えながらも「外から観た日本」、「美術品ミトコンドリア説」についてを語る。しかし此方としても、政治経済のプロとの会話は、非常に勉強になり、刺激的な一時であった。

席を移動しながら盛り上がった会も、次回来日の際の、より大人数での「レクチャー」をK氏に依頼され、この日招いて頂いた事に感謝をしつつ、閉会。

そして4時間に渡った会の最後は、落語家のS師匠の素晴らしい「謎かけ」で締められた…。

「クリスティーズ」と掛けて、非常に優秀な「官房長官」と解く。

その心は、「官邸(鑑定)の事ならお任せあれ」。

お後が宜しい様で(笑)。