「ナイト・ピクニック・バースデー・パーティー」@中央公園、そして「地獄ボウル」@LUCKY STRIKE.

バースデーだった金曜日は、校正疲れも有り、妻としっぽりと自宅ディナー。

メニューは手作り「カリフラワーの冷製スープ」と、超旨い特製「タワー・バーガー」で大満足…だった筈なのだが、暫くすると夫婦顔を見合わせ、「行くか!」とピアニストH女史も呼び出し、チェルシーの行き付け「B」へ。そこではパスタと「野太い合唱」付き「バースデー・デザート」を頂き、しかしそこでは収まらず、結局ミッドタウンの「T」に雪崩れ込み、結局夜中の2時過ぎ迄…ここでも「バースデーケーキ」が出され、「スリー・コース・ディナー」為らぬ「スリー・タイムス・ディナー」となった、「美味しい」バースデーとなった。一晩で、都合三回も「MAKE A WISH」した事になってしまったのだが、神様、何度もスミマセンでした(笑)。そして「B」の高田シェフを始めとする皆さん、「T」の彦店主、皆さん有難う御座いました!

さて昨日の土曜日は、筆者の「バースデー・ウイーク」のメイン・イヴェント、親友である28日生まれの建築家Sとの「合同結婚式」ならぬ(笑)、「合同ナイト・ピクニック・バースデー・パーティー@セントラル・パーク」であった。妻とAちゃんが総合企画担当だったのだが、その他にも全面的に企画協力してくれたA姫や、ロケハンと音楽担当のT君、素晴しいケーキを作ってくれた黒川さん、また後で述べるが貴重な「お面」(笑)を作ってくれたKikiちゃん、赤飯握りを作ってくれた「GARI」シェフの赤星さん等、パーティーには来れなかったけれども、大変な御協力を頂いた皆さんの御蔭もあって、本当に素晴しいパーティーとなった!

「ナイト・ピクニック・パーティー」の会場は、夜7時過ぎのセントラル・パークの芝の上。昨日は涼しく、しかも雨の心配の無い素晴しい天気…もう絶好のナイト・ピクニック日和であった。参加メンバーは、ライターのM&D夫妻、某世界的大手設計建築会社勤務の若手イケメン建築家K君とその同僚のZちゃん、ニューヨーク・アートビートのA、ジャパン・ソサエティのY女史、織物作家のT女史と看護婦Hさん、写真家のG氏とY氏、現代アーティストのS氏とU君、ヘア・デザイナーのMちゃん、コレオグラファーのMさん、そしてバースデー・ボーイのSと作曲家Aちゃん、我ら地獄夫婦の豪華18名、国籍も日本・中国・アメリカ・ポーランド、年齢も20代から50代までと多彩な顔触れ…女性陣には妻をはじめ、4人の浴衣美女の姿も。

そろりそろりと人が集まり、夜の暗さも徐々に増すが、最初の場所から移動した所には街頭が近くに有り、非常に良い雰囲気となった。樹々の間には蛍が飛び交い、蝉や虫の音が聞こえ、空を見上げれば星も見える…もう最高である!闇が濃くなるとキャンドルを付け、乾杯の後は皆が持ち寄った料理を食べたが、どれもこれも美味で、流石ウルサ方の集合体(笑)。どれも超旨かったのだが、特にMちゃんの「広島風激辛つけ麺」は、プレゼンテーションも含めて最高であった!食事後は、パティシエ黒川さん特製のバースデー・ケーキが、キャンドルと「ハモリ」の入ったハッピー・バースデーと共に運ばれたのだが、そのケーキの形は何と漢字の「男」…これは「最後の日本男子」を標榜する(笑)筆者とSの為に作られた特製ケーキで、形のみならず味も素晴しかった!

大盛り上がりのナイト・ピクニックも10時を過ぎ、お開き。二次会は…と云って「中央公園」を出た所で、Sと筆者は妻とAちゃんに因って無理やり目隠しとヘッドホンを装着された上(一部には、手も体も縛ってしまえ!の声も有ったが:笑)、タクシーに拉致されてしまった…(笑)。「これは一体、何のマネだ!」と大声を出しても笑われるだけで、しかし目隠しをされ、ヘッドホンからは大音量でダンス・ミュージックが流れているので、何処に向かっているか全く検討が付かない。この仕打ちは、ハッキリ云ってこの間の「サプライズ」の報復であろう(笑)。

眼が見えず音も聞こえない中、少し車酔いし始めた頃、やっとタクシーが止まり、手を引かれて店(らしき場所)に入ると異常にノリの良い曲が聴こえる…「もしや、『ゲイ・クラブ』では?」の疑念も頭を過ぎった。そして目隠しが外された時には、二人の美女に拠るお出迎えが有ったのだが、筆者の眼に飛び込んできたのは、何と浴衣姿の憧れの「優ちゃん」の姿であった!

が、実はその「優ちゃん」は、ウェッブ・デザイナーのKikiちゃん特製の「『優』面」(お面)を被った妻で、Sには何故か「阿川佐和子」の面を被ったAちゃん(笑)。我々日本男子が大好きな「顔」でお出迎え(笑)、と云う企画だったらしい…流石、仮面劇出身の妻の企画である。そしてその拉致された「場所」はと云えば、ヘルズ・キッチンにあるヒップなボウリング場、「LUCKY STRIKE」…此処は予てより是非来てみたかった所で、店内は暗くネオンが光り、音楽もノリノリ、しかし何故かコンテンポラリー・アートがたくさん掛かっていたり、ピンの上の大きなモニターに作品と作家が紹介され続けると云う、何とも「『アートな』ボウリング場」なのである。

「地獄ボウル」の参加者は11人。早速ゲームが始まったが、もう余りの「下手さ」に皆呆れると共に大爆笑…特に浴衣軍団はセクシー、と云うか「もう、どうにでも為れ」的なフォームと球筋であった(笑)。そしてスコアの方はと云うと、2人を除いて全員100点未満、まるで上級者のゴルフ大会並のスコアである(笑)。しかし今回良く判ったのは、先ず「アーティストはボウリングが苦手である」事と、「フォーム等にその人の個性が出る」と云う事で、例えば筆者等は皆から「構えだけは、プロ級」と云われる程「見掛け倒し」であるし、大雑把な人は、投げ方もかなり大雑把である。それに加え、ゲームには参加しなかったにも関わらず、爆笑モノの「解説」が素晴しかったアーティストS氏の存在も大きかった…前回の「撮影会」の時のディレクションに勝るとも劣らないノリでした(笑)。

結局「爆笑地獄バースデー・ボウル」は、若きイケメン建築家K君の優勝を以って、深夜1時過ぎにお開き。その後SとAちゃんだけが、そこから徒歩2分の我が地獄パレスに寄り、4人でお疲れ様会…パーティー「裏話」等を3時過ぎまで喋って、最終解散した。

親しい友人達の溢れんばかりの友情と笑顔に因って祝福された、本当に楽しい、想い出に残る「バースデー・パーティー『ズ』」であった。

Sと筆者は、マジに幸せモノである。皆さん、有難う御座いました!(今日も出社の筆者より。トホホ…。)