「傾き者」と「新卒学生」、そして私の共通点。

しかし海老蔵が、やはりやってしまった…。

乱闘の末、鼻骨・頬骨骨折、歯も折られ顔面負傷…「これぞ、傾き者!」的なエピソードでは有るが、「以前風呂で転んだ」時にも噂されていた様に、海老蔵には酒乱の気が有るのでは無いか。

しかも、疲労を理由に記者会見をキャンセルし、翌晩にはエビマオの為の「二人を祝う会」が開催される予定だった訳だから、始末が悪い。団十郎の心痛の大きさも、想像に難くないだろう。

しかし、芸が半端な「傾き者」程、無様なモノは無い…100年に1人とさえ云える、梨園の「華」海老蔵は、早く「己」を知って、尚更の精進が必要である。ガンバレ、海老蔵

さて、体力的に少しずつ回復中な昨日は、朝の歯医者通いの後、都内某ホテルに於いて同士K氏と会食。

ワカサギや白子等の、旬の素材を揚げた天麩羅は、落ちていた体力を復活させ、そしてK氏には何時もの事ながら、政府・国家、国民・メディアに対する愚痴や批判を聞いて頂く。

特に、己の力を知らない「『高望み』就職難」の新卒学生に見られる、恐るべき「志」の低さ(今大企業に入る実力の無い私も、中小企業に入って、自分が会社を大きくしてやる、と云った「志」がない)は、首相始め、文科大臣や労働大臣等、若しくは大学関係者が公式に発言すべきでは無いか。

散々食べ、云いたい放談の末意見を一にし、来月の再会を約すると、K氏とは此処で別れ、今度は某業者の元を訪ねる。

其処では、喉から手が出る程欲しい、何とも味の良い、室町末の根来の小盆を見る…本当に骨董屋とは、人の心の隙間に付け入る、悪魔である(笑)。

そこで昨日の教訓はと云うと、少なくとも骨董に関しては、かく云う筆者も己を知る事が必要だ、と云う事であった(笑)。

そして、今日台北にやって来た。詳しくは明日。