「日本・韓国美術セール」結果速報!

本日セールが終了した…結果は驚くべき大成功。

1484万350ドル(約12億円)を売り上げ、これは部門史上2番目の記録。トップ・ロットは狩野内膳工房作の「南蛮屏風」で、478万6500ドルで売れ、これはオークションで売られた日本美術品として史上2位の高額商品、また「平面(絵画)作品」としては、ワールド・レコードである。また「李朝染付龍文壺」も389万500ドルで、これもオークションで売られた韓国陶磁器史上2位の記録、キム・ワンキの現代美術も142万6500ドルと、100万ドル以上の作品が一回のセールで3点も出たのも、史上初めてで有る。

日本美術セクションでは、例えば版画ではカタログ・カヴァーの歌麿が27万8500ドル、広重の「東都八景」セットが15万8500ドル、漆芸では破笠の箱が19万4500ドル、能装束が18万2500ドル等、各分野に強いビッドが入り売却された。

震災後日本は混乱し、正直日本美術のオークション等一体どうなるかと思っていたが、今回これだけ世界中の人から作品を購入された事に、非常に感動してしまった…世界中が日本の文化を、これだけ愛していると云う証なのだから!!

たかが商売、しかし今回我々日本人の創造した文化がこれだけ世界に「買われ」、「存在感」を示したと云う事実は、もしかしたらこれからの日本の復興の為、勇気や遣り甲斐の一助にでも為ってくれたら嬉しい…そして、こんなニュースでも今大変な環境に居る被災者の方を、少しでも元気付けられるのなら、尚幸いである。

因みに、高額で売れた南蛮屏風の売主は、売上金の一部を被災者救援に充てる事を明言している。

VIVA JAPAN !! VIVA JAPANESE ART !!!