世が世なら…。

7月2日(月)
14:00 東博で開催される特別展「縄文ー1万年の美の鼓動」のオープニング・レセプションへ。ここ数年骨董業界は「縄文」ブームで、オークションでもアートフェアでも、土器破片から土偶迄かなり高額に為った。そんな中開催された本展には、「ビーナス」達を始め「流石、東博!」のラインナップが揃い、これは大混雑間違い無しの展覧会に為るだろう。そして展覧会の最後のパートには、アーティストや美術評論家等の旧蔵縄文作品セクションが有って、大変に興味深い。岡本太郎や芹沢硑介、濱田庄司等の愛した、或いは所持した遮光器土偶や土器が並ぶが、特に柳宗悦旧蔵(現日本民藝館所蔵)の「岩偶」が、僕に取っては矢張り最も魅力的な作品だ。この岩偶は、元々芹沢硑介が考古学者だった自分の長男から入手したそうで、その後柳が芹沢から譲り受ける際に「民藝館の全作品と交換しても良い」と褒め称えたらしいが、宜なるかな。またその岩偶を入れる為に、柳本人が弟子の丸山太郎に依頼したと云う「卵貼漆収納箱」も素晴らしいので、必見だ!


7月3日(火)
12:00 顧客と日比谷の「B」でランチ。この「B」は、僕が良く行く代官山「A」の支店なのだが、この店に伺うのは初めて。魚介類が中心のメニューは代官山店と変わらず美味しいし、涼しく為れば公園を見下ろすテラスも気持ち良いに違いない。見知った店員さんが居るのも安心。

14:00 重要顧客を訪ねてのミーティング。何事も「そうは問屋が卸さない」のは世の常…さて、どう為る事やら。


7月4日(水)
12:00 久し振りに母と会い、その他2人も加わって紀尾井町の「R」でランチ。「R」が鮨懐石を始めたとの事だったのでそれを頂くが、矢張りこの店のシグナチャーは鮎。

18:30 現代美術家カップル、茶の者カップルと麻布十番の「T」で3世代(40-50-60代)ディナー。美味しい餃子や酢豚、麺を頂いた後は、今月一杯で移転して仕舞う茶の湯者の茶室を訪れ、名残の茶会を催す。禅僧墨蹟に見間違えそうな茶の湯者のご先祖様の一行書や、「出舟」を表した砂張釣船花入、素人には一見土鍋と見間違えられそうな(笑)京焼の水指で設えられた思い出深い茶室に入ると、先ずは濃茶を頂く。茶碗は黒平茶碗で、タップリとした釉が美しく、破れた窓の様に節に穴の空いた武将作の茶杓を用いて茶の湯者に拠って点てられた、香り高い濃茶が映える。薄茶に移ると、大きさも手頃な高麗茶碗、味の有る唐津系の茶碗等が呈され、この茶室の思い出話に花が咲く。結局僕達の話は深夜前迄続き、その帰り際、各々が芳名帳に一言を添えて記名したが、僕は自分の名前と共に「この日」と茶の湯者の未来を祝す為に「独立記念日」と書き添え、思い出深い茶室を後にした。


7月5日(木)
9:00 顧客がオフィスを訪れ、コレクション・セールの提案をする。何とか請け負いたいセールなので、気合いが入る。

14:00 この日の午後はお休みを頂き、オペラシティ・コンサートホールで開催された、エフゲニー・ミハイロフ&ベルリン交響楽団のコンサートへ。余りパッとしないシベリウスフィンランディア」、スメタナモルダウ」の後は、愈々お目当てのラフマニノフピアノ協奏曲第2番」。ミハイロフ のピアノは優しく情熱的で、ラフマニノフの曲に必要な「タメ」も充分に有り、非常に素晴らしい。ラフマニノフの2番は嘗て僕が少年だった頃、ワイセンベルグカラヤンベルリンフィルと競演した、72年録音のEMI盤で知った。このEMI盤は今迄何回聴いたか分からない程、僕に取っては未だに如何なる録音もライヴも凌ぐ事が出来ない名盤なのだ。ミハイロフは、アンコールのチャイコフスキーくるみ割り人形」も素晴らしかったが、オーケストラが優秀だったら尚良かったのに…と悔やみながら初台を後にした。

18:00 音楽会に行った友人と、夕食前に麻布十番商店街を歩いて居ると、向こうから見覚えの有る人が歩いて来て、良く見ると某美術館主任研究員のK氏。何でもお子さんの保育園の帰りだとか…仕事をしながらの子育てとは偉い!その後は友人と焼肉を堪能…「サーロイン・ユッケ」や「肉の炙り握り」、ザブトン、イチボ、「赤身サーロインすき焼き」等を堪能する。極楽、極楽。


7月6日(金)
9:00 テレビで、麻原彰晃を始めとするオウム真理教関係者7人の死刑囚の処刑を知る。突然のニュースだったが、湯河原の別荘検分に行った時にお会いした作家Tさんから頂いた新刊がオウム死刑囚に関する物だったので、余りの偶然に吃驚。僕は若い頃は死刑賛成派だったのだが、年を取るに連れて「死刑」の虚しさと「矛盾」を感じ始め、今は何方かと云うと否定派。当たり前の話だが、重罪者を殺しても被害者が生き返る訳では無いので、「死刑」にする位ならより「命懸けの」社会貢献・社会奉仕的な、例えば原発事故の処理仕事や臓器提供、新薬の臨床実験と云った「命の代償」的贖罪に代替出来ないのだろうか、等と思う。また「何故今?」と云った質問に対する法務大臣の曖昧模糊とした答弁(にすら為って居ない)も、全く理解出来ない。こう云った所を、メディアは国民に代わって徹底的に問うべきでは無いか?本当に日本のメディアはレベルが低く腰抜けで、心底ウンザリする。そして僕は、世界からの死刑執行に対する批判に対する日本国の代表として、執行直後メディアからの問いかけを無視した総理に、その答えを聞きたい…前日死刑執行を報告されても、パーティーで呑んだくれてる位だから、無理だろうけどね。

23:00 ワールドカップ・サッカー「フランスーウルグアイ」戦を観る。「フランスーアルゼンチン」戦でも思ったが、これだけ白熱した良い試合が多いと、日本人7割が肯定する「日本ーポーランド戦」が、今回のワールドカップに於ける「最も『酷く、醜い』試合」だったと思わざるを得ない。然もベルギー戦が素晴らしい試合だっただけに、日本チームは拭い得ない汚点を残した感が強い。そしてあれだけ褒め称えられた西野監督が代わるそうだが、そんな所も日本サッカーの「行き当たりばったり感」満載で、これじゃあ世界では通用しないよ…(嘆)。然しベスト16に行くと「1200万ドル」の賞金が貰えて、グループリーグだと「800万ドル」止まりらしいから、勿論金の為だけじゃ無いんだろうけど、「あんな試合して迄も、決勝トーナメント行きたいのか…」と正直思って仕舞う。何だかなぁ。


7月7日(土)
13:00 行く筈だった京都出張が、大雨の為に延期に為る。祇園近くの古美術商の顧客に拠ると、鴨川の遊歩道も川に同化し、見えない程だとの事。中国地方も人も多く亡くなり、被害甚大の様で心配だ。

18:00 読んで居た「文學界」6月号所載の平野啓一郎の新作、「ある男」を読了。ドキュメンタリーを読む様な感覚で読み進んだ本作は、戸籍交換、在日差別、死刑制度等の社会問題と、そして作者が拘る「弱者」「アイデンティティ」と「愛」に就いて、読者に重く問いかける。他人の人生を理解するのは至難の技だが、実は自分のそれを理解するのもそれと同様に難しい。また同時進行する「愛」の問題も、「社会」と「個」の問題と密接なるが故に、多重性を持って、そして粘着性を持って肥大化して行くのが息苦しい。然しそれでも本作には平野作品に毎回感じられる暖かさが満ちて居て、「前だけを見る」生き方を強く推奨して居る様に思える…それは、未来を生きる事で過去をも変えられるから、に違いない。


7月8日(日)
11:00 久し振りに父の墓参。墓参りをすると、何か贖罪的な感じが有って、気分が良い。帰りのタクシーの中では、身体の細い老齢の運転手に「自分は嘗て、警官と取っ組み合いをする程の「武闘派」だった」と云う話をされたので、ひっそりと彼の顔を見ると、最近の日本人には見る事の出来無い「面魂(つらだましい)」が有ったので敬服する…男の顔は「履歴書」だ!因みに僕の学生時代、友人の女の子の母親が「男の顔は『履歴書』、女の顔は『領収書』なのよ!」と云って居たのを思い出した…どう云う意味だったんだろう?(笑)

12:00 墓参後は実家に行き、母とランチ…久々に食べたローストビーフに舌鼓を打つ。食事の後は2人で「なんでも鑑定団」を観るが、母親の眼が鋭く、真贋そして価格の高低をズバリと当てる。矢張り「数寄者(スキモン)」は違う、と実感。

19:00 どうしても寿司が食べたく為り、結婚式帰りの音楽家を誘って、行き付けの寿司屋「K」で食事。披露宴でフルコースを食べたから、三貫位で良いと云って居た音楽家は、食べる程に食欲が出始めたらしく、結局「前言撤回」と云う言葉では済まされない程の量を食べたので、デザートは抜き、では無くお持ち帰りと為った(笑)。


7月9日(月)
13:30 迎えのタクシーに乗って、箱崎へ。今日からアメリカ出張。

15:30 UAのカウンターでチェックインしようとしたら、何と乗る筈の便に僕の名前が無く、別の都市経由の便に勝手に変更されて居た。驚いて聞くと、僕が行く筈だった都市から出る乗り継ぎ便がキャンセルに為ったかららしい…おいUA、連絡ぐらいしろよ!変更された便の搭乗時間が元々の便より早かったから、乗り遅れそうだったじゃないか!l

17:00 んで、UAに乗り出発したのだが、ANAに乗り馴れて居る身としては、飯は不味いわ、乗務員の対応は悪いわ、映画も音楽も碌でも無いわで、この先が思いやられる程だったが、とは云え長時間のフライト、仕方無く「トゥームレイダー ファースト・ミッション」を観る。この映画はご存知アンジェリーナ・ジョリーの大ヒット作の「前日談」で、「リリーの全て」でアカデミー賞助演女優賞を獲ったアリシア・ヴィキャンデルが、「大富豪に為る前」のレディ・クロフトを演じる。さてその物語は「卑弥呼の墓を探す」冒険譚だったのだが、最近身近な或る人間が、自身の頭痛を以ってして「低気圧が来る」事を当てられる事から「世が世なら、私は卑弥呼!」と宣うのを聞いて居たので、卑弥呼にこそ興味が有ったのだが、映画はソコソコで、実生活の卑弥呼様の方が遥かに面白かった(笑)。

11:00(現地時間)無事乗り継ぎ都市に到着したが、只でさえ乗り継ぎ時間が5時間も有ったのに、乗り継ぎ便の出発が2時間も遅れると云う。こう云うアメリカ航空事情は、そこいらの日本人よりは知って居た筈なのに、帰国1年足らずでもう耐えられない身体に為って仕舞った。然し、勘弁してよ…。

20:00 乗り継ぎ便の機内で、島田雅彦の新作「絶望キャラメル」を読了。青春ノンストップ的エンタメ作品だが、スピード感が溢れて居て一度も飽きない。然し島田氏は何と「純粋ロマンチスト」なのだろう!

22:30 結局東京の家を出てから、ほぼ24時間掛けて大コレクターで有る顧客宅に到着。大自然の中に建てられ、家中がポップ・アートで飾られた豪邸の、通称「ジャスパー・ジョーンズ・ルーム」に通されると、早々にベッドに倒れ込む。部屋中の作品総額を考えると中々寝付けなかったが(涙)、流石に沈没。明日から頑張らねば。


7月10日(火)
7:30 起床…そして「朝起きるとジャスパー作品が目に入り、朝食の為にキッチン・ダイニングへ行くと、リキテンスタインやウェッセルマン、ウォーホルやローゼンクイスト等のポップアーティストの大作を直に観ながら、顧客のお孫さんが作って呉れた朝食を頂くと云う至福」を享受する。

10:00 完璧に保湿された、日本美術がストアされる部屋へと赴き、早速仕事をスタート。今回は買い手顧客の依頼に拠る作品のチェックがメイン。が、作品を観て行く内に、ラックに何気なく置いて有った古い箱が気に為って観て見ると、何とずっと「何処かに有る筈だ!」と探して居た、このコレクション中に於いてクオリティも価格も「ナンバー1」と云っても過言では無い、某大名品軸の旧箱では無いか!吃驚しながら開けると、中からはこの作品の来歴と真贋を完璧にする数々の「極」や展覧会出品記録が出て来て、狂喜乱舞。いつかこの作品をきちんと納めたい。

14:00 今回の訪問のもう一つの目的は、日本美術のハンドリングを此処の管理責任者に教える事。掛軸の巻き方や箱の入れ方、紐の結び方等を教えるが、矢張り興味が有れば外国人でも飲み込みが早い…これで一安心。

19:30 疲労と時差ボケと、久々の腰の鈍痛でダウン。

26:00 この頃から起きたり寝たりの「サイアク時差ボケ」体制に突入。が、メール等の仕事は捗る。が、そうこうしても眠れないので、持って来た朝吹真理子の新作「Timeless」を読み始める事に。固有名詞が非常に多く出て来る不思議な作品だが、人や物の関係の稀薄性が心地よいテンポで語られ、そこはかとないスノッブ感に溢れて居て、読み進むに連れ、何故かその無機質な世界へと引き込まれる。


7月11日(水)
7:30 結局、寝たり起きたりを続けた末に起床。

10:00 再び作業開始。今日は木彫作品を中心にチェックする。然し此処のコレクションは、何度観ても凄い。

19:00 コレクターのお孫さん夫妻のご招待で、満天の星空の下、街に出掛けてのディナー。外に出て見ると、何となく焦げ臭い匂いがしたので、聞いてみると、10日前に起こった山火事が未だ鎮火せず、燃え続けて居るとの事。で、その方面に目を遣ると、何と山腹で燃えて居る炎が見えるでは無いか!そしてレストランに着いてもその匂いは止まず、然し人々はテラスで優雅に食事をして居たりする…何ともシュールな光景だった。

22:00 6人でのディナーが終わる。僕は「ブラッタチーズとビーツのサラダ」と「ベジタブル・ナッツ・カリー」を頂いたのだが、何しろこの食事時間中に、僕が此処数年頑張ってやって来た大仕事が、遠い日本の某所の理事会で承認されるかどうかと云う状況だったので、味もヘッタクレも無い…メンタル弱いんです、僕(涙)。


7月12日(木)
3:00 前の晩も食事から帰って来ると、眠さと疲労で速攻ダベッド・イン。そして相変わらずの時差ボケで夜中に何度も起きて仕舞い、メールをチェックすると、何と待ちに待った「朗報」が!…泣きそうになる。

7:30 お世話になった顧客宅を出て、帰国の途に。車窓から見える山々には、美しく霞が掛かった様に見えるが、それは山火事の煙…早く鎮火します様に。

12:30 行きとは異なる順調且つ正当な乗り換えで、UA帰国便に搭乗。酷いサービスの代わりと云っては何だが、良き映画2本を観る。先ずは去年の封切りの際に見逃して以来、ずっと見たかったクリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」。台詞もかなり少なく、リアルで息をつく間も無いドキュメント風に見せる本作は、特筆すべき映像美に充ちて居る。そして俳優陣も素晴らしく、僕好みの、例えばジェームズ・ダーシーキリアン・マーフィー等も出て居るのだが、彼等の演技も大変リアル。流石大好きなクリストファー・ノーラン、僕とバースデーが同じだけの事は有る(笑)。そしてもう1作は、驚く勿れ、松岡茉優主演の「勝手にふるえてろ」!綿矢りさの原作を大九明子監督が映画化、その監督が担当した脚本も良く出来て居るが、然し何しろ松岡茉優に「見直した」不思議な魅力が有って、世の中この子より可愛かったり綺麗だったりする子は多くとも、その存在感と演技の才能は中々。「万引き家族」も観ないと。


7月13日(金)
15:30 帰国。余りの暑さに失神しそうに為る。

22:00 罪の無い過去の遺物が現れ、大事な人を傷つける。世が世なら、僕なんか呪術で消されて仕舞うだろう。女王への「貢物」をせねば…。


7月14日(土)
11:30 「Tokyo Antique Fair 2018」@東京美術倶楽部へ。このフェアは今年から1フロアに縮小したが、逆に云えば、厳選された「普通の人にも手が届く商品を扱う厳選した業者」達が集う東西古美術展だ。連休初日な所為か、人はそれ程多くなかったが、例えば「K」の南蛮蒔絵櫃や「R」の李朝掻落扁壺、「K」の新羅仏等魅力的作品も有り、楽しめる。日本美術のファンがもっと増えないかなぁ。

15:00 森美術館で開催中の「建築の日本展」を、某学者と再訪。レセプション時には殆ど見れなかった本展、相変わらずの人の多さだったが、非常に良く出来た展覧会だ。再現「待庵」、家形埴輪、フランク・ロイド・ライト丹下健三谷口吉生、そして桂離宮磯崎新の「桂」の書が欲しい(笑)。

21:00 貢物を女王に奉納しに行く。


7月15日(日)
11:00 骨董好きの現代美術家T氏と、アンティーク・フェア再訪。今回はT氏のお供の筈だったのに、「ミイラ取りがミイラになる」を地で行く感じで、そして「神頼み」的に、某店の或る可愛らしい作品に恋して仕舞う。

12:30 T氏と初台に向かい、オペラシティでランチ後、アートギャラリーで始まった「イサム・ノグチー彫刻から身体・庭へー」を一緒に観る。ノグチという作家は、マティスを彷彿とさせるドローイング等を観ると、矢張り西洋人なのだなぁと思うが、例えば今流行りの土偶を思わせる彫刻や、古墳を思わせる庭や公園等を観ると、彼の人生は「自分の中の日本人」を探す一生だったのだろう。僕は個人的には昔から彼の石の作品が好きだが、もし自分が持つなら「マケット」…そして本展で最も気に入った、そして欲しいと思った作品は、「原爆死没者慰霊碑」のマケットだった。「家形埴輪」から想を得た、現在の慰霊碑の設計は丹下健三に拠るモノだが、実は最初は丹下が推薦したノグチの案に決定して居た。が、丹下の師匠等が「日系アメリカ人」で有るノグチに難色を示した為、丹下がノグチ案をモディファイしたのが現在のデザインらしい。展覧されて居るこのノグチ案のマケットは、本当にシンプルで美しく、静謐な感じがする。これが採用されて居れば、「日米協同の血の慰霊の碑」として存在出来たのに…残念で有る。

19:00 再び貢物をしに、山へ。


「クールジャパン」政策が大失敗だとする、或る記事(→https://sp.fnn.jp/posts/00336110HDK)を読んだ。当然だ…首相を筆頭に、日本のクールな部分を全く判って居ない連中がやって居るのだから。然し税金の無駄遣いにも程が有る!

上にも書いたが、今世の中は「縄文ブーム」…これを機に「呪術」や「占星術」を国政や文化行政に復活させるのは如何か?(笑)僕の出番も多くなるだろうし。

何故なら、世が世なら僕は「陰陽師」だからです…(これ、ホント)。


ーお知らせー
主婦と生活社の書籍「時間を、整える」(→http://www.shufu.co.jp/books/detail/978-4-391-64148-6)に、僕の「インターステラー理論」が取材されて居ます。ご興味のある方は御笑覧下さい。

*僕が昨年出演した「プロフェッショナル 仕事の流儀」が、NHKオンデマンドで視聴出来ます。見逃した方は是非!→https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2017078195SA000/

*山口桂三郎著「浮世絵の歴史:美人画・役者絵の世界」(→http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062924337)が、「講談社学術文庫」の一冊として復刊されました。ご興味の有る方は、是非ご一読下さい。