今秋の日本美術オークション展望。

秋のオークションの準備に入った。

作品はそれなりに集まって来てはいるが、未だ油断は出来ない。今秋のオークションは、9月17日の通常の「日本・韓国美術」と、10月23日の「サムライ・アート」の2回を予定しており、夏休みは取れない事、必死。

「サムライ・セール」の方は、中々素晴しい作品が集まって来ていて、刀剣・甲冑・変わり兜・合戦図屏風・秀吉消息文・柿右衛門武士像等バラエティーに富んでおり、クオリティーも素晴しい。そもそもこの企画は、メトロポリタン美術館が10月21日より開催する、空前絶後規模の大サムライ展覧会に便乗してのモノ。その週には、オークション以外にも色々と企画をしているのだが、その件は又の機会にしよう。

問題は9月のオークションだ…作品数も少なく、景気も不安材料充分。個々は良い作品もあるが、これと云った「ハイライト」が無い…困ったものである。未だ締め切りまで時間が有るので頑張りたい…とは云うものの、正直な所「たすけてー」(横山剣曰く)だ。

日本古美術をお売りになりたい方は、是非ご一報を。