「その２」である。
二大オークションハウスの「香港」オークションは、数年前から「開催月」が別々となっているのだが、本日「サザビーズ香港」の中国美術セールが終了し（「クリスティーズ香港」のセールは5月末）、その驚くべき結果が出た…。
サザビーズ香港の中国美術部門は、4月5-6日と8日の「3日間」に6つのセールを行い、ナンと総額14億1678万8000香港ドル（約170億5000万円、1億8400万米ドル）の売り上げを記録したのだ…。
内訳は、先ず5日開催の「20世紀中国美術」が1億260万9000香港ドル（約12億3850万円）、「アジア現代美術」が1億4488万1000香港ドル（約17億4870万円）、そして6日開催の「ロバート・チャン・中国絵画コレクション」が1億1331万5000香港ドル（約13億6770万円）そして「中国絵画」が3億489万7000香港ドル（約36億8000万円）であった。
そして本日修了した、「賞石」セールが4100万8500香港ドル（約4億9300万円）、レギュラーの「中国美術」が7億1007万7500香港ドル（約85億5000万円）である。もう一々、どの作品が最高価格だったか等は、この際省略させて頂く。詳しく知りたい人は、サザビーズのサイトへどうぞ（溜息）。
もう何しろ数字が大き過ぎて、書く気も失せる程だが（「計算間違い」があってもご容赦）、今回香港サザビーズではこの他にも「宝石・翡翠セール」（4億878万2750香港ドル：約49億2000万円）、「時計セール」（5364万5750香港ドル：約6億4500万円）、そして「ワイン個人セラー」（4968万5020香港ドル：約5億9800万円）を売り上げたので、サザビーズは「香港」で都合「19億2890万1520香港ドル（約232億8240万円）」を、たった「6日間」で売り上げた事に為る。
驚かねばならないのは、売上額もそうだが、買い手の「所在」を考えた時に、これが印象派や現代美術のオークションの様に世界各国からのバイヤーでは無く、勿論西洋人もいるだろうが、乱暴に云ってしまえば「中国」オンリーだと云える事である…それでこの売り上げなのだ。
中国は「世界の中心」か…今日コメントは、必要無さそうである。
