働かざる者、食うべからず。

昨日は、先ずは或る業者の所で「大名品」の絵画を観る。

「こ、こんなモノが…!」と思わず云ってしまう程の作品だが、値段もスゴイ。この辺が、美術品商売の難しい所で、良いモノは高いに決まっているが、高過ぎて売れなければ、意味が無い。

今日の所は、一先ず「眼福」に与かったと云う事で、価格の件は要熟考とし、業者の店を後にした。

次に向かったのは、武具甲冑のディーラーの店。中々面白くクオリティの高い甲冑四領と、「変わり兜」等をゲット…よし、調子が出て来た!

その後時間が剰ったので、駅ビルに入っている甘味処で「蕨餅と御抹茶」を頂くと、今度は郊外の顧客宅へと向かう。

この顧客は、それこそ「売らない」事で有名なのだが、しかし非常に気さくな人で、綺麗な庭を眺めたり、千葉市美で開催中の「若冲」展の事を話したりの、四方山話…何時の日かこの顧客からも、名品をゲットしたいものである。

6時になると、さぁと連れ立って夕食へ。顧客馴染みの、元ミュージシャン(ギタリスト)がご夫婦でやっている割烹の食事は、かなり美味しかった!日本と云う国は、ちょっとした処でも本当にウマイ…ジャパン・フード・ダイアリーの所以である(笑)。

顧客と「云いたい放談」的会話をしながら、最後は米沢牛の炙り、とろろご飯と赤出汁、デザートにココナッツ・シャーベットを頂き、終了…言い訳がましいが、良く働いた者には、良く食べる権利が有るのだ(笑)。
店を後にし顧客と別れ、電車を乗り継ぎ帰宅すると、ベッドに倒れ込んだ。

日本出張、未だ「半ば」である。