「地獄の餃子ガールズ」大活躍!:「L.A.H.J.」と「S.J.B.」の合同慰労会&バースデー・パーティー@地獄パレス。

金曜日はオフィスも2時で終了、ニューヨークの街は建国235年目の「独立記念日」連休へと突入した。

今年は「自由の女神」建立125周年でも有り、明日の花火も相当に盛り上がるに違いない。その花火の打ち上げ前のイヴェントには、ビヨンセジェニファー・ハドソン等の大物も登場の予定である。

さてその独立記念日を前に、金曜の夜はゲル妻のバースデー・イヴと云う事で、久し振りに友人マルコの店「15 EAST」を訪ね、シェフのSさんが作る鮎や鱧、寿司などの素晴らしい料理に舌鼓を打った。

そして昨日の夜は、筆者が微力ながら関わって来た、「Love Art & Help Japan」と「Save Japan Benefit」の、両震災復興ボランィア運動のチーム・メンバー有志を我が庵地獄宮殿に招いての、「慰労パーティー」兼「ゲル妻バースデー・パーティー」。昼から筆者もアッチヘ買い物、コッチへ買い物と走り回る。

この、ニューヨーク中のギャラリーに目を引くデザインの募金箱を置いて、震災後の日本の現状を認識して貰い、出来れば募金もして貰うと云うこの「LAHJ」活動も5月末を以って一応終了したのだが、此処に報告を兼ねると、募金箱はニューヨーク市の80以上のオークション・ハウス(クリスティーズサザビーズ)や有名無名のギャラリー、インスティテューションに置いて貰う事が出来、1万ドル以上の募金が集まった。

この数字は、ギャラリーを中心とする美術館以外のアート関係施設のみの設置、しかも一般人からのキャッシュだけの募金と云う事を考えると非常に有り難い結果で、後一軒超メジャー画廊の集金が残っているのだが、それが集金され次第「日本赤十字社」に送金される事になっている。

メンバーを代表して、協力して下さった全てに方々に、この場を借りて厚く御礼申し上げたい。本当に有難うございました!

さて、注目の今回のパーティーのメインの食事は「餃子」…SJBの発起人であるにしなあやさんが中心となり、ヘア・デザイナーのMちゃんやA姫、ミュージシャンのAKさん、そしてゲル妻が「地獄のGYOZA GIRLS」と称して、250個の餃子を準備したのだ!その他にも、A姫の「ワカモーレ」やMちゃんの「オックス・テール・スープ」、そしてゲル妻の「名古屋風手羽先揚げ」等が、ゲストを迎えた。

昨晩のゲストは35、6人程で、両ボランティア・チームからペインターやパフォーマンス・アーティスト、映像作家、写真家、デザイナー、書家、建築家、ミュージシャン、美術史家、キュレーター、バレリーナ、音楽プロデューサー、アート・ジャーナリスト、音響技師等など、年齢も1歳から50代半ば迄、国籍も日本・韓国・中国・アメリカ・ドイツ・イタリア・ポーランドベリーズと相変わらず多彩を極めた。

また昨晩は、にしなさんのキーボードが搬入され、時折りしもニューヨーク街角にカラフルなピアノを設置し、誰でも弾いて良いと云うイヴェント・アートが行われていたが、宴も酣に為ると、にしなさんに拠るハッピー・バースデーの演奏が始まり「Soutine」の巨大バースデー・ケーキが運ばれて、ゲル妻の誕生会にパーティーがスイッチされた35名のハッピー・バースデーの大合唱…ゲル妻はシアワセ者である。

あれだけ有った料理も、〆にゲル妻が作った「高菜チャーハン」を含め見事に完食、そしてビール・ワイン・ジュース・スパークリング・ウォーターの瓶の山。「地獄のホーム・パーティー」は、数名のピアノ演奏と共に結局深夜2時半迄続き、お開き…初めて会う、しかしアートや音楽を愛し「生業」としている者達の出会いは、楽しくも刺激的であった。

そして夜が開け、アレだけ食べたのにも拘らず、つい12時間前迄一緒だったネイバー建築家SとAちゃんと「ブランチを」と云う事に。

近所の「44 x X」に行ったのだが、予約の時間を20分も過ぎても席が空かず、マネジャーらしきセクシーお姉ちゃんに詰め寄ったが埒が明かなかい。仕方が無いのでこちらも「最終兵器」、建築家Sの「ゲイ・キラー・ウインク」を色男のゲイのオーナーに送ると、何と3秒で席が出来た(笑)…持つべきモノは、ゲイ・キラーの友人である。「44」では美味い「エッグ・ベネディクト」を食べた上、オーナーからのお詫びの(そして「愛の」)デザート迄頂き、もう反省の弁も無い。

地獄宮殿に来て頂いた方々、有難うございました!