SHOHAKU SHOCK !!

昨日は、国際浮世絵学会発行の学術誌「浮世絵芸術」の取材を受けた後、千葉市美術館で始まった展覧会「蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち」のレセプションへ。

この展覧会は奇才蕭白を中心に、世界美術史上、19世紀のパリと並んで個性的な芸術的才能が集まっていた18世紀の京都で活躍した、応挙、若冲、大雅、蕪村等の作品を展観する。

蕭白作品を含め、上記絵師達の作品が色々と出展されて居るが、一番観たかった蕭白作品、例えば文化庁蔵の重文「群仙図屏風」や、奈良県美蔵の掛幅「美人図」、三重県美蔵の重文襖「松鷹図」(旧永島家蔵)等が、5月からの展示だったので観れず残念…また来月の来日時に、カムバックせねば為らない。

が、例えば「柳下鬼女図屏風」や「林和靖図屏風」、これでもか!(笑)の「寒山拾得図屏風」等見処も多く、東博で開催中のボストン美術館展と共に、蕭白作品を通観するには「持って来い」の展覧会だと思うので、是非観に行って頂きたい。

レセプションでは、河合正朝新館長や小林忠先生、三井記念美術館の樋口先生等にご挨拶後、碌に飲み食いもしない侭館を後にすると、某顧客と新橋の「S」で旨い寿司を摘む為に、東京に戻る電車に飛び乗った。
が「S」に着いて、約束の時間を何と40分も過ぎても相手がやって来ず、連絡も取れない…。

もう「蕭白ショック」レベルの「大ショック」だったが(笑)、終いには「S」の大将やカウンターの客達が「この男がそんなに待つ人とは、どんな『美人』なのか?」と云い始める始末で、しかしやっとこさ某「男性」顧客が現れると、皆の顔に有り有りと浮かんだ「ショック」を、筆者は決して見逃さなかった(笑)。

日本滞在も、後1日で有る。