「TYP29:狂熱のライヴ」!?

土曜の夜は、久々に親しい友人達を我が庵「地獄パレス」に招いて、パーティー開催。

今回のパーティー・タイトルは、その名も「"Hot like Hell":Takoyaki Party@Hell's Palace」…筆者はマンハッタンのミッドタウン・ウエスト、通称「Hell's Kitchen」と云う地区に住んでいる事から、「地獄の様に熱い『たこ焼』を、『地獄の台所』でトコトン食おう!」と云う企画である。

その旨を友人達と協議すると、皆即座に大賛成、そして驚くべき事に何と5台もの「たこ焼き機」が集結する事に為った(結果的には4台のみ使用…ブレーカーが落ちてしまうので)!

しかしニューヨーク在住の親しい友人達が、何故皆「たこ焼機」を持っているのだろうか…「ミステリー・サークル」級の謎で有る(笑)。

7時半のパーティー開始に備え、筆者は買い物、ゲル妻はしゃぶしゃぶサラダやエビのエスニック炒め等を準備すると、先ずはたこ焼機持参の「チームT」が続々と来場。

高級感溢れる、白木の台の付いた「料亭仕様」っぽい1台を除き、他は何故か皆「赤い」(「タコ」だからだろうか…)台のたこ焼機を並べ、猪木のイラスト入り「一番」Tシャツと鉢巻きで気合い十分のライターM女史、焼き上がったたこ焼を載せる「舟」迄をも持参のデザイナーKちゃん、トマトサラダとマグナム・ワイン持参のA姫&P王子を始め、アーティストやキュレーター、デザイナーに国際機関職員、建築家や写真家、天才パティシエやミュージシャン、赤ん坊や子供迄、出来立て熱々のたこ焼を楽しむ。

面白かったのは、「チームY」の面々の焼き方や具に、皆それぞれ個性が有る事…例えばネット・サイト・ファウンダー、ポーリッシュのママAは左手に赤ちゃんを抱きながら、、右手一本でたこ焼を器用にひっくり返す、クリスピーな「片手焼き」、ジューイッシュのライターDの、その几帳面な性格と眼鏡の奥の真剣な眼がキラリと光る「哲学焼き」(笑)、蒟蒻の歯応えが楽しめるKちゃんの「此処はアキバか?」と錯覚させる、可愛いエプロン姿の「アキバ焼き」、延いてはM女史がブラジル日系2世アーティストOの子供達や、ギタリストS等にその「闘魂焼き」を伝授する等、様々。

食べ方もソース、青海苔、マヨネーズ、鰹節の定番も良いが、大根おろしに葱、ポン酢を掛けての「明石焼き」風もかなり美味しい…そしてビール、ワイン、焼酎のボトルも、時と共に空いて行く…。

そしてデザートには、これもアキバ系の可愛いデコレーションの付いたKちゃん手作りのクッキーと、天才パティシエ「成田屋」Kさん特性の、たこ焼を象った「たこ・シュークリーム」の両美味菓子が登場。

あぁ、ニューヨークでこんなに美味しいたこ焼が食べられるなんて…関西(&西日本)、万歳で有る!

たこ焼機とゲストの熱で、ツェッペリンを彷彿とさせる、伝説の「狂熱のライヴ・タコ・クッキン」(笑)と為ったこの晩、最後のゲストが帰ったのは翌朝3時半過ぎ。

そして結局我ら「TYP29」(「29 people@"T"ako "Y"aki "P"arty 」)は、推定500個以上(1台20個 x 4台 x 6回転 +?)のたこ焼を焼き尽くし、食べ尽くしたので有る。

本日は、「TYP29:狂熱のライヴ@ヘルズ・パレス」をお届けしました(笑)!