ワタクシが「獅子座の女」に弱い理由。

寒いんだか暑いんだか、良く分からない日本に着いた。

今回乗ったのは、ANAの1009便…非常に空いて居て快適だったのだが、余りに空き過ぎて居て、社員でも無いのに採算を考えて、却って心配に為る(大丈夫か、ANA?)。そして期待の夜便だったにも関わらず、相変わらず殆ど眠れず…。

が、幸いにも丁度観たかった2本の映画がプログラムに入って居たので、退屈死せずに済んだのだが、 その2本とは大好きな女優2人が出演して居る、「シルバー・ライニングズ・プレイブック(邦題:世界にひとつのプレイブック)」と「東京家族」。

先ずは、山田洋次監督の「東京家族」。此方は、ご存知小津安二郎1953年の大名作「東京物語」のリメイクだが、観終わった後の感想を率直に云えば、何故山田が本作をリメイクをしたのか、実に理解に苦しむ…巨匠への「最後の挑戦」だろうか?

正直、どうしても色々な処で2作を比べてしまうのだが、結局脚本を幾ら弄ったとしても、原作を超えるのは困難な訳だから、逆に「オマージュ」として全く違う話にした方が良かったのでは無いかと思う。

が、此方に出て居る大好きな女優…賢明な読者なら既にお判りで有ろう蒼井優ちゃんなのだが、優ちゃんの「映画女優」的画面映え(と云うモノが有れば、だが)と存在感、そして日本的美しさと芯の強さは、相変わらず際立って居た…矢張り彼女は日本映画界の至宝で有る!

一方の「プレイブック」は、今年のアカデミーの主要4部門(作品・監督・主演男優&女優)ノミネートと云う快挙を遂げた、心の傷を持つ2人の恋を描くロマンティック・コメディ。

此方は脚本が何しろ素晴らしく、男女2人の主人公達の心の病と恋を扱って居ても決して重くならず、淡々と撮っている処が非常に宜しい。そして、ブラッドリー・クーパーデニーロの演技も中々良いのだが、本作の最大価値は、何と云ってもこの作品でアカデミー主演女優賞を受賞した、ジェニファー・ローレンスの迸る魅力に尽きるだろう!

ジェニファーは1990年生まれの、未だ22歳。特に凄い美人と云う訳では無いが、時折見せる雰囲気の有るセクシーさと可愛さ、そして目力の強さと極めて繊細な演技は、大女優の素質充分…もう筆者は、ジェニファーの魅力に完璧にノックアウトされてしまったのだが、いやはや全く以て将来の楽しみな女優で有る!

そんな機内を過ごし、日本到着後直ぐの地方廻りで始まった今回の短期日本出張だが、関西へ向かう朝早い新幹線で同じ車両だったのが、女優の米倉涼子で有った(実際の彼女は、小顔でかなり綺麗)。

さて今回ダイアリーに登場した、蒼井優ジェニファー・ローレンス米倉涼子の3人の女性に共通するのは、明るく、気が強く、小心者で、ハッキリしていて、それ故誤解され易い性格(なのでは、と勝手に想像している)だと思うが、それは実際に彼女達が持つ共通項で有る、「獅子座の女」の特徴でも有るのだ。

そして、この余りにも魅力的で時に恐ろしい(笑)「獅子座の女」の代表格を此処に序でに挙げれば、マドンナ、ジェニファー・ロペス、ジャクリーン・ケネディシャーリーズ・セロン岸恵子…と云った処だろうが、この都合7人に対する「共通言語」を上記性格と共に今一つ挙げるとすれば、それは「肉食系」と云う言葉以外、考えられないのでは無いか?

強く美しく、ストレートで、内に秘めた迸る情熱を持つ、肉食系な「獅子座の女」。

実は筆者は、その「獅子座の女」に昔からからっきし弱いのだが、考えられる理由は唯1つ…筆者の祖母、そして母親迄もが「獅子座の女」だからなので有る。

古人曰く、「三つ子の魂百まで」と(笑)。