Cibo Matto@リキッドルーム。

香港から日本に入った。

翌日は神田明神へのお詣りや買物、銀行業務等を済ませると、未だ続く時差ボケを騙し騙し、ランチからは早速仕事に勤しむ。

夜は夜でイヴェントが多く、先ずは「ニューヨーク山田会」in 東京@神田いるさ(筆者の弟の店)に参加。

「山田会」は、生前大変お世話に為った、裏千家ニューヨーク出張所元所長の山田尚先生を偲ぶ会なのだが、数週間前にニューヨークで開催された際、偶々同時期に東京に居るメンバー達が居ることが分かり、この晩の集まりと為った。出席者は織物作家のT女史+婚約者のJ氏、修復家のA氏や建築家K女史、義姉のH、版画商のH夫妻などの総勢12名で盛り上がる。

また別の晩は、作家H氏と政治的IT社長K氏との「憂国ディナー」@銀座…昨今の安倍総理が推し進める数々の愚行に、憤りを禁じ得ない我々は料理を口に運ぶ時だけ黙ると云う具合で、3時間半に渡り語り合う。

そして、久々のライヴハウス体験も…恵比寿「リキッドルーム」での「Cibo Matto」ライヴだ!

チボ・マット」(「食物狂い」の意)は、最近再結成してアメリカで活動している女性バンドで、ニューヨークの友人で有るハトリミホさんと、相棒の本田ゆかさんがメイン・メンバー。嘗てはショーン・レノンもメンバーだったが独立、が、今年出た最新アルバム「Hotel Valentine」は、ショーンのレーベルから出て居る。

リキッドルームに着いてみると、もうファン達で超満員!…チボ・マットは90年代に全米でブレークしたので、何と無くもう少し年齢層の高いファンが多いのかと思って居たが、本当に若い人が多く、筆者等は「自分が最も年寄りでは?」と本気で思った程だ。

コンサートが始まると、直ぐに会場全体にウネリが生まれ、もうノリノリ!ミホさんのヴォーカルやラップ、ゆかさんの凝りに凝った音のキーボード、ゆうこさんのパワフルなドラムが、時にはロック、ファンクやヒップホップ、延いてはアントニオ・カルロス・ジョビン迄、多彩な音楽がこれも多彩なリズムとグルーヴを生み出す。

然し彼女たちの音楽を聴いて居て、成る程アメリカでブレイクした理由が(=世界で通用する)理解出来た。それは考え抜かれて作られたポップな曲、完璧且つ面白い英語の歌詞と発音、他には無い幅広い音楽性とクールな雰囲気、それ等全てが個性的に纏まって居る事だ!

「Sugar Water」「Moonchild」「Sci-Fi Wasabi」「Deja Vu」「Housekeeping」「Mother Fuckin' Nature」等の新旧織り交ぜた選曲も最高で、もう筆者もノリノリ…気付けばオヂサンの腰や首は動き捲り、翌日はチョット筋肉痛で有った(涙)。

相変わらずパワフルだったチボ・マットのライヴは、後数カ月で51に為るオヂサンに、忘れ掛けてた若さを取り戻してくれました!

チボ・マットは今年8月にも再び来日し、ブルー・ノート東京(→http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/cibo-matto/)、そして「Summer Sonic 2014」(→http://www.summersonic.com/2014/lineup/060.html?a=t1)に出演するとの事…乞うご期待で有る!

Thank you so much Miho san, and looking forward to seeing you in NYC again soon !!