「食」の追い込みと、超ラッキー。

日本滞在も後3日を残すのみ。

怒濤の2週間ちょっとの滞在だったが、仕事の方は大分落ち着いて来た…が、プライヴェートでは、未だ或る「大イヴェント」が残っているのだ。それが何かは、今日のダイアリーで明らかに為るのでお楽しみに。
さて、「南蛮屏風」の特別カタログも出来て来て、世界中の美術館やコレクターからの問い合わせ、事前下見のアポイント、コンディション・レポート等の問い合わせも、活発化して来ている。

そしてビジネスと共に、日本での顧客、知人、友人との「食」も追い込み(笑)。
例えば、今週月曜のランチは、VIP顧客と都内某ホテルの和食屋「N」で「蕎麦御膳」。食後、顧客が「デザートは、虎屋で…」と云うので、態々出掛けるのか?と思ったらこれが大間違いで、何と筆者の知らない内に、そのホテルに「茶寮」が出来ていたのだった。
店に入りメニューを見ると、美味しそうな物ばかりで目移りし捲り。そして筆者が選んだのは「粟ぜんざい」…何て旨いのだろう!ビバ・ジャパニーズ・スイーツ!である。

続く火曜の夜は、久々に親子4人水入らずで、馴染みの代官山「O」でディナー。最近、昔亡くなった先代(父親)が夢に出て来て、俺に説するんだと嘆くムッシュ(オーナー・シェフ)との会話を楽しみながら、子供の時から変わらぬ味の料理に、舌鼓を打つ。

子供の頃、ステーキをお代わりしようとして、先代に「こいつは、大物に為る!」と予言された筆者だが、その予言未だ叶わず…今度先代が枕元に立ったら、その事を伝えてくれと当代ムッシュに頼んだら、笑いながら「判った。」との事であった(笑)。

そして昨晩は,日頃お世話に為っている芸能ビジネスのN氏と、神楽坂の弟の店「来経(きふ)」で食事。
急な打合わせの為に遅れて来たN氏は、毘沙門天の角を入った所で、出会い頭に旧知の某有名歌舞伎役者に声を掛けられたと、ビックリ顔で来店…「何で、こんな所に!」で有ったらしい。

季節の料理を摘みながら、N氏の受験中の息子さん、京大カンニング事件(しかし、今時これ程の下準備と実行力の有る学生は、何処かで雇った方が良いと思うのだが…)や都知事選、歌舞伎や能、お互いの海外経験の話等で盛り上がっていたが、或る話から何と無く、「優ちゃん」の話に為った。

N氏「えっ、孫一さん、蒼井優が好きなんですか?」
孫「そうなんですよ…『ニューヨーク優ちゃん会』主催している位なんですから。優ちゃんに『会う』事が、超ラッキー運勢の、今年の僕の目標なんです…去年やっと、優ちゃん自筆の、僕宛のサイン入り写真集迄は、何とか辿り着いたんですが…」

N氏「そう云えば彼女、今何処か舞台に出てませんでしたっけ?」

孫「そうそう、野田秀樹の舞台でしょ?僕、行きたかったんですけど、もう日が無いし、チケットも全然取れないそうなんですよ…」
N氏「いやね、この間、前に蒼井優と仕事した事の有る舞台演出家と仕事したんですけど、チケット無いか、聞いてみますよ」

孫「ホントですか?有り難うございます!」

そして今日、憂国同士K氏ら6人と、夏は鮎で有名な料亭「R」で美味しいお弁当を頂いた満腹の夕方、N氏から「土曜夜の席、取れましたよ」との電話が!

う〜む、持つべき物は「友」である!しかし話の流れとは云え、何と云う超ラッキー…と云うか、何故もっと早く、N氏に聞かなかったのだろうか…?Nさん、本当に有り難うございます!

そしてこの孫一、その興奮も醒めやらぬ侭、昨夜のN氏の或る力強い「言葉」を思い出していたのだった。
「そうかぁ、じゃあ今年は孫一さんを、何とか蒼井優さんに会わせなきゃなぁ…此れを今年の我々の『目標』にしましょう!」

N氏のお蔭で、今年の目標に一歩前進…滔々、初めて「ナマ優ちゃん」を観る事が出来る。

神様、仏様、「N様」である(笑)。